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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第98話 激突!イッセーVSメルク!重力の魔窟、ヘビーホールに向かえ!
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もういいんだ、これ以上は隠せない。気を使ってくれてありがとうな」
よく分からないが決闘はイッセーの勝ちでいいみたいだな。私達はメルクに案内されて工房に戻った。
―――――――――
――――――
―――
「ええっ!?貴方研ぎ師メルクじゃないのっ!?」
静かな山にリアスの大きな絶叫が響いた。だが無理もない、何故なら私達がメルクだと思っていた彼はメルクじゃないと言う衝撃の事実を知ったからだ。朱乃ですら驚いた顔をしていた。
「ああ、俺の名はルキ。メルクの弟子だ」
「メルクさんのお弟子さんだったんですか?でもお弟子さんでもこんな素敵な包丁を作れるなんて凄いです!尊敬します!」
「あ、ありがとう……」
私は小猫がルキ殿が本物のメルクではなかったことにショックを受けると思ったが、落ち込むどころか素晴らしい包丁を作ってると彼を誉める。よほど良い包丁なのだな……
「……」
それを見ているイッセーは凄く不機嫌になっていた。まあ包丁とはいえ恋人が別の男を褒めていたらいい気はしないだろうな。
(……らしくないな。ルキは女性だって俺は分かってるのに嫉妬してしまうなんて)
「イッセー、そう怒るな。小猫だって料理人だから凄腕の研ぎ師に懐いてるだけだ」
「うん?」
私はイッセーを励まそうとしたが思っていた反応とは違うな、何か考え事でもしていたのか?
「えっと……ルキはメルクの弟子だったのか。まあなんか一流の職人にしては自信がなさそうに見えたから腑に落ちたよ。技術は文句なしの一流だったけどな」
彼の本当の名はルキでメルクの弟子らしい、イッセーだけは最初から彼がメルクではないと分かっていたように話す。
「イッセーは彼がメルクじゃないって知っていたの?」
「あくまでそうなんじゃないかって思っただけさ。例えば……」
ティナがイッセーにルキ殿がメルクじゃないって知っていたのかと尋ねると、彼は立ち上がって大きな入り口に向かった。
「ここをよく見てみな」
「あっ、看板があるわ!」
イッセーが向かった先は工房の入り口の一つだったが、よく見ると上に立派な看板が立っていた。
「職人っていうのは自分の名前に誇りを持ってるものだ。だから看板が無いのはおかしいと思っていたのさ。ただメルク本人が意図してやったのかは分からないが登山道とは反対の方に正面玄関を作ってしまったみたいだな。それでこの入り口、ルキが使うにはデカすぎないか?もしこの工房を作ったのが本物のメルクなら自分に合った大きさの入り口を作るはずだ。俺はこれを見て少しおかしいなって思ったんだ」
「じゃあさっきの入り口は……」
「あれはルキ、お前専用の
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