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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第98話 激突!イッセーVSメルク!重力の魔窟、ヘビーホールに向かえ!
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ッセーはもう一つの目的であるメルクの星屑についてメルク殿に聞いた。だがそれを聞いたメルク殿は何か驚いた顔をしていた。
「……どこでそれを?」
「えッ?あっいや、俺が受けた依頼の中にメルクの星屑があるんだ。俺はどうしてもソレをゲットしないといけないんだ。メルクさん、この食材について教えてくれないな?」
「……」
「メルクさん?」
イッセーはそう言うが何故かメルク殿は黙り込んでしまった。
「……悪いが君たちにメルクの星屑を教えるわけにはいかない。帰ってくれ」
「はぁ!?」
急に私達を拒絶し始めたメルク殿、あまりの態度の変化にイッセーも驚いていた。
「いやいや待ってくれよ!そんな……いくら何でも納得できねえよ!理由を聞かせてくれ!」
「理由を話すことはできない。とにかくアレは誰にも教える事は出来ないんだ」
「それじゃ困るんだよ!メルクの星屑をゲットしないと俺達はグルメ界に行けないんだ!」
「グルメ界?あんな地獄に行きたいのか?」
「ああそうだ!俺はGODをゲットしたいんだ!」
頑なに理由を喋らないメルク殿にイッセーはしつこくお願いする。それも当然だ、グルメ界に行くには一龍殿の依頼をこなさないといけないんだ。私達だって困る。
「貴方も職人なら挑戦しようとする意志を止められないって分かるはずだ!貴方にだってあるだろう、そういうのがよ!」
「ッ!!」
イッセーの言葉にメルク殿は何かを感じたようで目の色を変えた。
「……そこまでいうのなら教えるよ。ただしメルクの星屑は相当危険な場所にあるんだ。そこに行きたいのなら俺にお前の実力を示してみろ」
メルク殿はそう言うとイッセーを強く睨みつけた。先ほどまでの口調とは違い『お前』といった荒い言葉使いになっているな。もしかして怒っているのだろうか?
「……分かった。そういう事なら俺もやってやる」
まさかイッセーとメルク殿が決闘することになるとはな。イッセーの力は信頼してるがそれでも謎の多いメルク殿に勝てるのだろうか?
ただ今まで凄まじい達人たちを見てきたからかメルク殿に負けるイッセーを想像できないんだ。
……いやこんな風に思うのは彼に失礼だし、もしかしたら戦ったらすさまじく強いというタイプかもしれない。
とにかく私達はイッセーとメルク殿の決闘を見守ることにした。
―――――――――
――――――
―――
工房の外に出た私達は、対峙するイッセーとメルク殿の動きを注目していた。
「折角だ、新しい包丁の切れ味を試させてもらうよ」
メルク殿はどう猛な笑みを浮かべてそう話す。やはり噂どおり包丁の切れ味を猛獣
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