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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第98話 激突!イッセーVSメルク!重力の魔窟、ヘビーホールに向かえ!
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イッセーは何故か外に出たが多分トイレだろう。
「凄いです!こんなにも沢山のメルク包丁をタダで見ることが出来るなんて思ってもいませんでした!」
「どうだい、俺の腕は信じてもらえたかな?」
「はい!素晴らしい包丁ばかりでした!」
小猫はすっかりメルク殿を信頼したようだな。私のデュランダルも頼めば研いでくれないだろうか?いや、そもそもいくらなんだ?
「遅くなったな」
「あっ、先輩!何処に行ってたんですか?」
「ちょっとな」
するとそこにイッセーが戻ってきた。
「さて、そろそろ君たちの依頼を聞こうじゃないか。ただ俺は忙しいから包丁の注文だったら3年は待ってもらう事になるけど……」
「えっ!?そうなの!?」
「まあ自慢じゃないけど俺も忙しいからな。せっかくここまで来てもらって悪いんだけど、順番は守らないといけないだろう?」
「それはそうだけど……」
リアスは納得できない表情を浮かべていた。確かに割り込むのはいけないことだが小猫の事を考えるとだな……
「取り合えず依頼の内容だけでも聞いてくれ。俺達の依頼の内容はこの子の包丁を直してほしいって事だ。小猫ちゃん」
「はい」
イッセーはメルク殿に目的を説明をして小猫が折れた包丁を取り出した。
「これは……!」
「えっと、どうかしましたか?」
「いや、凄いなって思ったんだ。ただの普通の職人が作った何の変哲もない包丁だけど魂を感じるんだ。本当に大事に使われていて丁寧に手入れをされてきた思いやりと感謝がこの包丁から伝わってくる。それに何故か君の事を見守っているような感じもするんだ」
「きっとその包丁が父様の形見だからだと思います。そんな大事な形見を折っちゃったんです……」
「そうか、それは気の毒に……」
メルク殿は包丁に込められていた魂……?を感じ取ったらしい。私には分からないがG×Gの職人ならそう言ったことが出来ても不思議じゃないだろう。
包丁に込められていた魂のメッセージを聞いた小猫は嬉しそうにしたが、同時にそんな大切な包丁を折ってしまったという現実を思い出して落ち込んでしまった。
「どうだ、メルクさん。その包丁を直せないか?」
「……難しいね、直すことはできるがこの包丁は折れてしまっている」
「どういうことだ?」
イッセーはメルク殿の言葉に首を傾げた。折れたなら直せばいいのではないのか?
「俺にとって包丁は料理人の腕だと思っている、だからこそ魂を込めるように作るんだ。包丁が折れるという事は魂が死んだも同然だ」
メルクは職人としての自らの理論を話し始めた。
「人間の腕は折れても治るが包丁は直らない、見かけは直っても魂は消えてしま
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