第四百九十六話
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第四百九十六話 他の学年の娘達も
赤音はテリーヌを食べながらチーズを食べている春奈に尋ねた。見ればチーズは色々な種類があるが匂いがするものはない。
「あの、他の学年の人達もね」
「ええ、先輩の人達もね」
春奈も応えた。
「おられるわね」
「そうよね」
「私達だけじゃなくて」
「この塾の生徒の人達皆集まってるのね」
「八十人はいるけれど」
その数を見るとだ。
「うちの塾って結構生徒さん多いのね」
「そうみたいね」
「小学一年から中学三年で」
梨花がチキンナゲットを食べつつ二人に話した。
「高校生の人もね」
「おられるわね」
「かなり年上の人も」
「今田先生も今日子先生も有名だから」
魔女の世界ではだ、実際に二人共世界的な有名人である。
「大学の教授でもあられて」
「魔法の」
「そのお話も聞いたことあるわ」
「生徒さんもね」
つまり自分達もというのだ。
「こうしてね」
「大勢いるのね」
「これだけ」
「そうよ、本当に凄い人達だから」
今田先生も今日子先生もというのだ。
「魔法って特殊なことだけれど」
「生徒さんも多いのね」
「この塾では」
「そうなのよ」
「大学の教授さんでもあるって」
美樹も言ってきた、見れば刺身を食べている。
「かなりのものね」
「そうね、お料理だってね」
梨花はナゲットをさらに食べつつ応えた。
「美味しいし」
「そちらでも凄い人達ね」
「立派な先生達ね」
「本当にね」
二人で笑顔で話した、そこに赤音と春奈も入ってだった。
「ああした人達になりたいわね」
「美人だしね」
「先生達は尊敬しないでとか言われるけれど」
「そこがまたいいのよね」
美味しいものを食べながら話した、見ればどの生徒も先生達に尊敬の目を向けて笑顔でパーティーを楽しんでいた。
第四百九十六話 完
2022・8・5
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