第五幕その五
[8]前話 [2]次話
「どんな分野のことでもね」
「歴史もそうだね」
「そして他のこともね」
「神様でないとね」
「そんなことは無理よ」
「全く以てね」
「だからオズの国の歴史のこともここにある本だけでもね」
そこに書かれていることでもとです、ボームさんは思って今ここでしみじみと皆にお話するのでした。
「オズの国の歴史の僅かしかね」
「書かれていないわね」
「だからもっと調べて」
「それでよね」
「調べていこう」
「そうしましょう」
こうしたお話もしながらです。
皆は本を整頓していきます、本棚をお掃除して埃を取り除いてです。
本の埃も取って修繕もしてでした。
少しずつでも徐々に整頓していきます、何処までも続く感じの本棚とどれだけあるかわからないだけの本ですが。
少しずつでも整頓されていっています、それででした。
モジャボロは笑顔でこう言いました。
「こうしてね」
「少しずつだね」
「やっていったらね」
「何時かは整頓も終わるね」
「皆で頑張って」
弟さんに言うのでした。
「そうしてやっていってるからだよ」
「進んでいっているね」
「間違いなくね」
「ええ、随分はかどっているわよ」
オズマはお二人ににこりとしてお話しました。
「宙も浮かんで天井もお掃除してね」
「それでだね」
「少しずつに思えても」
「流れを見たらね」
それならというのです。
「かなりね」
「順調なんだね」
「そうなんだね」
「そうよ、人手も多くて道具も使ってだから」
それでというのです。
「凄くね」
「はかどっているんだね」
「ではこのままだね」
「やっていきましょう、皆でね」
「予想よりも遥かに順調だよ」
ボームさんもこう言います。
「だってここはとても広くて本も本棚も多いからね」
「だからだね」
「少しずつと思っていてもだね」
「そう、お仕事の進み方を見れば」
それならというのです。
「凄くね」
「順調なんだね」
「予想よりも遥かに」
「そうだよ、だからこのままやっていこう」
ボームさんは笑顔で言いました。
「いいね」
「うん、少しずつと思わないで」
「順調だってだね」
「いつも遅れていると言われたらね」
それならというのです。
「うんざりしてくるよね」
「実際はどうでもね」
ドロシーが応えました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ