第26話 正室と側室 後編
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から好きなのです。とはいっても・・・・。正直なところ、私は正宗様が好きなのか分からないです。恥ずかしながら、私は人を好きなったことがないのです。ただ、正宗様と一緒に居たいと思っただけです。袁紹殿は不愉快でしょうが、お許しいただきたいのです。」
揚羽は気恥ずかしそうに、私を顔を見ながら話してきました。
麗羽は不機嫌そうな表情だったが、揚羽の態度を見て、諦めたような表情になりました。
「・・・はあ、分かりましたわ・・・。ここは正室としての寛大さが必要ですのよね・・・。司馬懿さん、私の真名は麗羽です。あなたに真名を預けますわ。これからは二人で正宗様を支えますことよ」
麗羽はしぶしぶ揚羽を向いて言いました。
「麗羽殿、分ってくださり感謝いたします。私の真名は揚羽です。麗羽殿に真名をお預けいたします。」
「正宗様!これ以上側室を増やしたら、許しませんことよ!その時は、正宗様を刺して、私も一緒に死にますわ!」
麗羽は鬼の形相で私に向き直ると私を射殺さんばかりに睨みつけてきました。
私はただただ頷くことしかできませんでした。
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