第五百十二話 赤壁の戦いその三
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「変に感情が絡むと」
「そうした人になるんだよ」
「そうですか」
「けれど少なくとも君達の誰にも悪いことはしないし言わないよ」
「私とて誰彼ではありません」
G3になった本人の言葉だ。
「このことはご理解下さい」
「むしろいいお巡りさんだね」
太宰は微笑んで話した。
「北条さんは」
「そう言ってくれますか」
「私の世界にいてくれたら街もかなり違うだろうね」
「正直敵に回したくないよ」
紅葉ははっきりと述べた。
「味方でいてよかったしあっち等の世界にいなくてよかったよ」
「全くだ、北条さんも他のライダーの人達も強くて立派だ」
中原も言った。
「味方で何よりだ、ではだ」
「これからですね」
「一緒に戦ってくれ」
「お力になれれば」
中原に謙虚に応える、そうしてだった。
戦士達は長江から岸に来たアンノウンの大軍を前にした、そうして上陸してきた彼等との戦いに入った。
岸辺での死闘がはじまった、太陽はロキと戦いつつ言った。
「最初からこれか」
「いつも通りと言うべきか」
「そうだな」
太陽は共に戦うロキの言葉に頷いた。
「簡単に言うとな」
「そうだな」
「ならだ」
太陽は落ち着いた声で述べた。
「これまで通りだな」
「戦っていくぞ」
「そうしよう」
「皆お願いね」
皆実はリントとトリン、ナイチンゲールに声をかけた。
「今回もね」
「任せてね」
「もうこうなるってわかってるし」
「焦らずいきましょう」
「そうしようね、リラックスして」
そしてというのだ。
「戦おう」
「うん、そしてね」
「最後の最後までね」
「戦おうね」
「そうしましょう、ただです」
マナはワルプルギスと戦いつつ述べた。
「問題は今回のスサノオですが」
「あそこにいるわ」
ワルプルギスは長江の上にいるアンノウン達の後ろにいる一つ目で丸いヒビだらけの顔にマントの者を指差して話した。
「あれよ」
「ショッカー首領ですね」
「あれでわかるわね」
「スサノオです」
マナは確かな顔で答えた。
「間違いなくです」
「ええ、だからね」
「スサノオのことはですね」
「考えることはないわ」
一切というのだ。
「あいつが来たら」
「戦うだけですね」
「そうよ」
「空から攻撃したいですが」
モーリッツは冷静に述べた。
「それが出来る余裕はないですね」
「うん、悪いけれどね」
空で絶大な攻撃を繰り出している犬屋敷が言ってきた。
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