第五百十二話 赤壁の戦いその二
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「やっぱり」
「だからだ」
「ここはですね」
「休んでな」
そうしてというのだ。
「その後でだ」
「決戦の準備ですね」
「十日もある」
葦原はこうも言った。
「だからな」
「決戦の準備があってもですね」
「休むことだ」
そして疲れを取れというのだ。
「いいな」
「わかりました」
アクは葦原のその言葉に頷いた。
「それじゃあ」
「まずは休むぞ」
「そうします」
アクも他の誰もがだった。
戦士達はまずは休息を取った、そうしてゆっくりと疲れを取ってから決戦の準備に入った。そのうえでだった。
決戦の日の六時前にはだった。
「準備が整ったんだね」
「今しがた」
ミカンが答えた。
「全て整いました」
「そうですか」
北条が応えた。
「有り難うございます」
「お礼を言われますか?」
「言うべきことではないでしょうか」
北条はミカンの問いに落ち着いた声で応えた。
「いいことをして頂いたので」
「だからですか」
「はい、ですから」
「お礼を言ってくれましたか」
「そうです、では私達もです」
「変身ですか」
「G3を身に着けます」
その様にするというのだ。
「尾室君もG5になりますので」
「ではお願いします」
「前から思っていたけれど北条さんって普通にいい人ですよね」
「そうだな」
姫和は可奈美の言葉に頷いた。
「礼儀正しくて謙虚でな」
「紳士でね」
「私達にも公平で優しい」
「穏やかで」
「普段はこうなんだよ」
尾室はG5になっていた、そのうえで話した。
「この人は」
「そうなんですね」
「それが変に感情が絡むと」
そうなると、というのだ。
「変に嫌味になるんだ」
「そう人ですか」
沙耶香はG5に応えた。
「普段はいい人ですか」
「誰にでもね、正義感もあるしね」
「少なくとも俺達から見ればそうだな」
「ねね」
ねねは薫に続いた。
「北条さんはいい人だ」
「ねね」
「はい、しかも頼りになります」
エレンも言うことだった。
「そうした人です」
「けれどなんですね」
舞衣はG5に問うた。
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