番外編 タイプγと始祖の怪人 第2話
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にとっては、タイプγの真相以上に深刻な問題であった。斉藤空幻の遺産は同士討ちの自滅に終わったようだが、「始祖怪人」の暗躍は今も続いている。
ならば一刻も早くこの情報を持ち帰り、世界各地の仲間達に報せねばならない。本当の戦いは、これからなのだということを。
――そのように逸るあまり。彼女は、ある1点を見落としていた。
この研究室に残置されている、培養カプセルの数は5個。
その全てのガラス壁が、すでに破壊されており――地に転がっているタイプγの死体の数は、4体。
死体が一つ、足りていないのだ。
「……!」
その事実に彼女が気付き、背後からの殺気に振り返った時にはすでに――潜んでいた最後の1体が、その触手を伸ばしていたのである。
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