番外編 タイプγと始祖の怪人 第1話
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げ出来る技術でも得たのか。
いずれにせよ、その原因を突き止めねば今年のうちに平和を取り戻すことは難しくなるだろう。今この瞬間も、力無き人々は改造人間の脅威に震えているのだ。
警察官として、仮面ライダーとして。一刻も早く、その脅威を排除せねばならない。
その思いを豊満な胸の奥に宿し、見張りが居ないことを確認した清音は、素早く腰を上げる。
そんな僅かな身動ぎだけで、雄の獣欲を掻き立てる安産型の桃尻と爆乳が、ばるんっと弾んでいた。怜悧な佇まいとは裏腹に、その熟れた極上の肉体からは芳醇な女の香りが滲み出ている。
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「では、そろそろ『ご挨拶』に参りましょうか」
迷彩服を内側から押し上げる、色白の肉体。その透き通るような柔肌を伝う汗が、芳醇な女の香りを漂わせている。
ノバシェードとは無関係な現地の男達からも注目されていた、透明感溢れる清音の肌は――月光を浴び、艶やかな煌めきを放っていた。
その鋭い双眸は、使われなくなって久しいという元研究施設の建物を、静かに射抜いている。
◆
戦闘時に清音が着用しているG-verYのスーツは潜入捜査には不向きであるため、この場では使用出来ない。
加えて清音自身の格闘能力は、「同僚」の仮面ライダー達と比べれば低い部類に入る。
そのため極力建物内での遭遇戦を避けるべく、清音はダクトの穴から内部に侵入するルートを選んでいた。
狭い通路に豊満な肢体を滑り込ませ、彼女はするりと施設内に潜入して行く。
(見張りどころか人の気配すら……。いえ、しかし……)
むっちりとした爆乳と桃尻を擦らせながらも、くびれた腰を蠱惑的にくねらせダクト内を進んで行く清音。
彼女は建物内にも全く見張りの類が見えないことに、言いようのない「不穏」を感じていた。
人の気配は全く感じられない。だが、ここが何も無いもぬけの殻だとも思えなかった。
奥に進んでも人の姿は見えないが――血の匂いが、徐々に濃くなっていたのだ。
「……っ」
やがて、ダクト内から真下の廊下を見渡していた清音の視界に――血みどろの男性の遺体が映り込む。
その状況を確認するべく、彼女はダクトの外枠を外してするりと廊下に着地していた。着地の弾みで、迷彩服を押し上げる爆乳と巨尻がぷるんと躍動する。
周囲に敵がいないことを確認しつつ、清音は遺体の傍らで片膝を付き、そこから汲み取れる「情報」を観察する。
白衣を着ているところを見るに、どうやらこの施設の研究者だったようだ。何か鋭利なもので、肉体を袈裟斬りにされたような痕が窺える。
この男性の遺体は、まだそれほど時間が経っていないらしい。身に纏っている白衣は真紅の鮮血に
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