R6話 Darkness【ヤミ】の始まり
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??地球を照らしたのも、人間を創造したのも…神様のためじゃない。全てユーちゃんのためにしたことなのに……!」
「ア、アユム……!」
「私はあなたのそばに居るしか考えられないのに……こんな耐え難い裏切りを!!!」
「ご、ごめ」
「許さないよ!!私は身も心もハジメテも、全部あなたに捧げて尽くしたのに……私以外の女と子供を作るなんて???!」
怒りに震えていた彼女……しかしそんな怒りは一瞬にして吹っ切れ、何か乾いた笑みが溢れてくる。
「あははは……もういいや。私と一緒にならないユーちゃんなんていらない??ううん、もうこの世界なんていらない。」
「え…?」
「だから全部壊す。天も地も、その憎い女も、神も、ユーちゃんの肉体も???全部壊して私の元へ……ふふっ?」
「さぁ……2人だけの世界でやり直そう?ふふふふふ……??」
血飛沫飛ぶ殺戮……今それが???
〜〜〜〜〜
「はっ!????夢…ですか。」
ベッドから起き上がる優木せつ菜??もとい中川菜々。
夢オチ……それにしては妙にリアルな話であった。夢は起きてからは徐々にその記憶を無くしていくのだが、今回ばかりは鮮明な記憶として刻みつけられそうである。
「それに……ユーって??流石に気のせいですか。」
菜々はそばに置いていた眼鏡をかけ朝の支度を始める。
????※????
早朝…虹ヶ咲学園にて。
肩の出た美しい白のドレスを着た、白く輝く髪の女性が人も1人いない学園を歩く???その容貌はまさしく犯罪級。男なら百中で鼻血出すだろうし、女性でも例外でないかもしれない。
まぁこの女が誰か俺が一番知っているのだが……さてそんな彼女の前を通る白猫。
女性はその豊満な肉体を屈ませて、猫に近寄る。
『どう?あの子たちの様子……元気?』
「みゃーん。」
『そっかそっか…ならいいわ。』
「みゃーみゃーん♪」
『はんぺん???へぇ〜!名前つけてもらってよかったね〜』ニコニコ
「みゃーん♪」
嬉しそうな「はんぺん」なる白猫。それを見て女??もといグレートマザーたるハイパーロード/Aqoursはニコニコと幼くも艶やかな笑顔を見せる。笑うとアホ毛が揺れるのが昔となんら変わっていない。
すると、Aqoursはキッとした表情になってはんぺんに言う。
『前にも言いましたが、「あの人」があの子たちに暴挙を働いたなら…すぐさま呼んでください???すぐにあの人を食べてやります?』
「みゃーん。」
『はい♪いい子いい子。』
「みゃぁん……」
擦り寄るはんぺん……と、ここで背後の方で声が聞こえる。それを察知したハイパーロードAは即座にその
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