R6話 Darkness【ヤミ】の始まり
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イドル 優木せつ菜が、社会の目を気にするとは驚きだ。」
「あなたは気にしないんですか……?この学園で一講師でも、外に出れば巨大企業のCEOなのに。」
「興味ないさ……私は私の才能を探求する???ただそれだけさ。」
イフトはそのまま扉へと帰っていく???が、最後に一言。
「『自分が何者か』……弟がどこにいるのか……はたまたどこで会えるか???知りたければ、連絡してくれ。」
????※????
遠い遠い神世の時代。
創造の聖剣を使って天地を分け、5度目の人類を作り出したユエルとナンナエル。彼らは偉大な父たるハイパーロードMと父同然のオーヴァーロード/ユオスの命で、聖なる婚姻を結び、男子 ナユタを授かった。
彼らは仲間の天使の半分と、高次元にいる神々を自然の中にて祀る原始人となった。作物を実らせ、肉と魚を取り、木の実を採集??それを神に感謝した。
まさに、所有の概念も争いもない、地上のユートピアであった。
しかし……聖書の外典にこのような文が乗っていた。
〜〜〜
聖なる都が、夫のために着飾った花嫁のように用意をととのえて、神のもとを出て、天から下って来るのを見た。
都は方形であって、その長さと幅とは同じである。
その方形の都が叫んだ。
わたしは彼の神となり、彼はわたしの子となる。
〜〜〜
そう……舞い降りたのだ。
立方体に乗って天から落ちてきた……花嫁のように着飾った太陽の女神が。
彼女の名???アユム……生まれる前から離れたことのないユウに言った。そのハイライトのない死んだ魚の目で、射抜くようでいて慈愛に満ち溢れた。
「ユーちゃん……やっと会えた。寂しかったでしょ?辛かったでしょ?でも大丈夫?あなたは私が守ってあげる???さ、一緒に復讐しよう?わたしたちを引き裂いてこんな場所に落とした神様に♪」
「ア、アユム……」
「ん?????は?」
アユムは見てしまった???ユウの隣に侍る見覚えのある1人の女と抱く子供……何を意味するかは一目瞭然だ。だが否定したい。
変えられぬ現実を。
「ど、どういうこと……嘘嘘嘘嘘嘘!!!!」
「ア、アユム…これは…」
「何かの間違いだよね…?そうだよね…?永劫の時を過ごしたあなたが私以外の……よりにもよって『妹』と???ねぇ、嘘だよね!?!?」
「いや……嘘じゃない。僕とナンナは結婚した。ハイパーロード様の命で……」
「?????」
「でもアユム……君も『黙って。』
アユムは強制的にユウを黙らせる???そして堕ちるところまで堕ちてしまった昏い瞳でユウに恨み言を放つ。
「こんなのありえない……私はあなたのためになんでもしてきた?
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