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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第97話 折れた形見の包丁!?次の目的はメルクマウンテン!小猫ちゃんの包丁と研ぎ師メルク登場!
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side;祐斗


 リアス部長の実家から戻って2日が過ぎた。僕達はG×Gのお菓子の家の側に新しく出来た小猫ちゃんの厨房でリアス部長が実家に認めてもらえたことを祝って食事会を開くことにしたんだ。


 この場にはイッセー君、アーシアさん、オカルト研究部のメンバー全員に教会組にルフェイさんとテリー、そして新しく仲間になったアザゼル先生がいるよ。


 一龍さん達やココさん達も誘ったんだけど、一龍さん達は当然として四天王の二人も修行で忙しいらしく、リンさんと黒歌さんも同様で来れなかった。


 ティナさんだけは何故か連絡が取れなかったんだ。とても心配だけどイッセー君は「ティナもマジで危ないところに行くなら俺達に声をかけるはずだ。大方いつものスクープを取材しに行ってるんだろう」と言ったので確かに……と思った。


 残念だけど今回は僕達だけで楽しむことにするよ。


「今日は腕によりをかけて料理を作りますから楽しみにしていてくださいね」
「ええ、期待しているわね」


 エプロンを付けた小猫ちゃんにリアス部長が期待を込めた表情でそう答えた。僕も楽しみだよ。


「それにしてもいい厨房だな。設備も充実しているし最新の道具も揃っている。カウンターやテーブル席もあるし普通に店としてやっていけるレベルだな」
「一龍さん張り切っていましたからねー。未来の義娘の為だって」


 イッセー君は小猫ちゃんの厨房を見渡してその完成度の高さに驚いていた。ルフェイさんの言う通り一龍さんは相当お金をかけてこの厨房を作ってくれたんだね。


「まあ流石に『メルク』や『栗坊』が作ったような超一級品のものはないか」
「あはは、流石にそれは無理だと思うよ。値段も値段だし……」
「俺が買っても良いって小猫ちゃんに言ったんだけど断られちゃったんだよ」
「イッセー君、流石に甘やかしすぎだと思うよ……」


 イッセー君が言ったメルクや栗坊という人達はG×Gで包丁や鍋といった調理器具を作っている人達で、その中でもトップクラスの技術を持っているのがその二人なんだ。


 あまりにも有名だから異世界の出身である僕達もちょっと調べたら直に分かるくらいなんだ。

 
 ただ値段がね……安いのでも普通に数百万、良い物で数千万クラスはするんだよ。それを買ってあげるのは流石に甘やかしすぎだと僕はイッセー君に言った。


 もちろん小猫ちゃんならいずれは使いこなせると思うけど、なんでも与えられるのは彼女の為にならないし小猫ちゃんだって嫌だろう。


 イッセー君はしょんぼりしてしまったがこればっかりはね。


「この建物、中も凄いけど外観も可愛いよね。小猫ちゃんの猫耳があってキュートだわ」
「ああ、あれが『萌え』
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