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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第97話 折れた形見の包丁!?次の目的はメルクマウンテン!小猫ちゃんの包丁と研ぎ師メルク登場!
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だった。これってもしかして……


「小猫ちゃん、これってもしかしてセンチュリースープか!?」
「まだ未完成ですけどね。漸く20%は再現できたものです」
「これで20%!?見た目はとても似ているわね……んっ!?美味しい!沢山の食材の味がお互いを殺し合わずに寧ろ高め合ってる!?ここまで調和させるなんて凄いわ!」
「これで20%しか出来ていないとは……本物の味がより楽しみになったな!」
「はい!いつか必ず100%のセンチュリースープをご馳走しますね!」
「おうっ!楽しみにしてるぜ!」


 リアス部長やイッセー君も凄く褒めていた。こんなに美味しいスープがまだ未完成だなんて……僕達はこのスープがまだ完成していないことに驚いた。


「なあ小猫、俺には無いのか?」
「アザゼル先生はお酒があるから十分でしょう?」
「いや悪かったって!この通りだ!俺にもそのスープを味わせてくれ!」
「フフッ、冗談ですよ。はい、どうぞ」
「おお〜!こりゃすげえ!水みたいな見た目なのにめっちゃ濃厚じゃねぇか!」


 アザゼル先生は俺の分は無いのかと言うと小猫ちゃんは意地悪を言った。でも先生が謝るとすぐにスープを出した。


 仲間外れなんておいしくないもんね、だからアザゼル先生も意地悪したら駄目ですよ。


 その後も僕達は楽しく食事会を続けた。



―――――――――

――――――

―――


「そういえばリアスさん、貴方はこれから苗字とかどうするんですか?」
「そうね、まだ決めていないのよね」


 途中でイッセー君がリアス部長の名字はどうするのかと尋ねた。部長はグレモリーの名を捨てたから今はリアスとしか名乗れないからね、僕も気になっていたんだ。


 ただ部長はまだ決めていないみたいだね。


「リアス部長の紅い髪に因んで『リアス・スカーレット』なんてどうですかぁ?」
「私もそれを考えたんだけど、ちょっと安直すぎると思ったのよね」


 ギャスパー君が部長の新しい苗字を提案する。でも部長も似たような名前を考えたらしく、もうちょっと凝った名前にしたいらしい。


「いっそ日本人のような感じにしたらどうかしら?『紅月リアス』なんてどう?」
「う〜ん、日本風も良いわね」
「何となく思いついたんですけど『篠ノ之リアス』なんてどうですか?」
「何故かしら……初めて聞いた名前なのに妙に親近感が湧くわね……」


 朱乃さんやイッセー君の考えた名字に悩むリアス部長、果たしてどんな名前になるのかな?


「『リアス・暗黒丸』なんてどうだ?」
「なら私は『リアス・ライオネル親方』って名前が良いと思うわ!」
「いやいやここは『ムッシュ・ひまわリアス』って名を提案する
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