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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第97話 折れた形見の包丁!?次の目的はメルクマウンテン!小猫ちゃんの包丁と研ぎ師メルク登場!
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内容を察したアーシアさんが応援してくれた。
「皆さん、出来ましたよ。最初の一品は……ってイッセー先輩と祐斗先輩どうしたんですか?なんだか悩んでいる様子ですけど……」
「二人とも、恋人の事で頭がいっぱいなのよ」
「えっ!?じゃあイッセー先輩は私の事を……?もう先輩ったら?ちょっと私の事好きすぎじゃないですか?そういう所も好きですけど……?」
「今度は小猫ちゃんが妄想に入ってしまいましたわ……」
「お腹空いた……」
小猫ちゃんが料理を持って出てきたけど僕とイッセー君の様子を見て首をかしげていた。部長から理由を聞くと、今度は小猫ちゃんが妄想の世界に入ってしまったんだ。
それを見ていた朱乃さんが苦笑いをしてゼノヴィアさんはお腹を押さえていた。
「ちょっと待ってよ小猫ちゃん!イッセー君は私の事を考えているかもしれないわ!」
「それは無いですね。だって先輩の一番は私ですから」
「ムキーッ!今は渋々認めてるけど絶対にイッセー君の一番を奪ってやるんだから!」
「やれるものならやってみやがれです!先輩と私の愛を舐めないでください!」
イリナさんが小猫ちゃんに異議を申し立ててそのまま喧嘩になっちゃったよ。
「おい、いつになったら料理が出てくるんだ?酒を飲み終えちまうじゃねえか」
「あっ、ごめんなさい。イリナさん、料理が冷めてしまうのでこの話は後ほどに……」
「分かったわ」
一緒に来ていたアザゼル先生がそう言うと二人は喧嘩をすぐにやめてイリナさんは席に戻った。食事が絡むと恐ろしく素直になるな、イリナさん……
「じゃあ最初の一品はラタトゥイユです。ベジタブルスカイで採れた新鮮な野菜をいっぱい使っています」
小猫ちゃんが最初に出したのは色どりの野菜がいっぱい使われているラタトゥイユだった。色鮮やかでとても美味しそうだね。
「じゃあこの世の全ての食材に感謝を込めて……」
『いただきます!』
イッセー君に合わせて全員でいただきますをすると、僕は早速ラタトゥイユを口に入れる……うん、美味しい!コンソメの味もしっかり染み込んでいるしシャキシャキの野菜がほろほろになるまで煮込まれていて触感も良いね!
「美味い!新鮮な野菜が小猫ちゃんの味付けで更に奥深い味わいになったぜ!」
「うん、美味しいわ!料理の腕では小猫ちゃんが一番ね!」
イッセー君とイリナさんも絶賛していた。
「次はストライプサーモンのムニエルです」
「おおッ!ワインのつまみに合いそうだな!」
小猫ちゃんが次に出したのはストライプサーモンで作ったムニエルだった。バターの香りが食欲をそそるね。
あとアザゼル先生は飲みすぎですよ……
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