暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第97話 折れた形見の包丁!?次の目的はメルクマウンテン!小猫ちゃんの包丁と研ぎ師メルク登場!
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ナさんを抱きしめた。


「祐斗君?」
「……ティナさん、今後はあまり危ないことはしないでください。危険な場所に取材しに行くなら僕も付き合います。だから一人で危険な場所に行かないでください」
「……うん、分かった。心配かけてごめんね」


 僕はティナさんの頭を撫でると彼女にキスをした。付き合う事になった時に初めてティナさんとリンさんにキスをされたけど、僕からしたのは初めてだった。


 暫く唇を重ね続けそっと離れる。僕達の顔は暗くても分かるくらいに赤くなっていた。そして再び唇を重ねて今度は舌を絡ませる。ピチャピチャと水音が鳴って静かな夜に緩く響いた。


 ぷはぁ……とお互いに唇を離して舌が離れていく。唾液の橋が切れて垂れたので僕はティナさんの口に垂れていた唾液を指で拭った。


「祐斗君、好きよ……」
「僕も好きです、ティナさん……」


 僕はティナさんの上に覆いかぶさってまた唇を重ねる、ティナさんは僕の首に両腕を回して強く密着する。


 僕達は疲れて寝てしまうまで唇を重ね続けるのだった。


―――――――――

――――――

―――


 翌日になり僕達は登山を再開する。その道中で僕達は猛獣に追いかけられていた。


「おいイッセー!なんでやっつけないんだよ!」
「あいつらは『ファーニップ』っていう猿の仲間です。肉は不味いから倒しません」


 アザゼル先生はファーニップをやっつけないのかと言うと、イッセー君は不味いから倒さないと返した。


「でもファーニップがいるのならメルクの住処に近いのかもしれないな」
「どうしてだい?」
「ファーニップは鉱山に住むんだ。メルクは砥石を自分で採りに行くって話だから鉱山の側に職場を作ったらしいぞ。実際にこの辺りは良質な鉱物が取れるからな」
「なるほど、もう少しって事ですね」
「お前らなんで逃げながらそんな悠長に会話できるんだ!」


 逃げながら会話をするイッセー君と僕と小猫ちゃんにアザゼル先生がツッコミを入れた。


「イッセー!前からもなんか来たぞ!」


 アザゼル先生の言う通り上の階段に複数の猛獣が待ち構えていた。


「あいつらは『ロックウルフ』か!食っても不味いからジャンプして避けるぞ!アーシア、来い!」
「はい!」
「ティナさん!」
「うん!」


 イッセー君はアーシアさんを、僕はティナさんをお姫様抱っこするとロックウルフの群れをジャンプして飛び越えた。他の皆は自力でジャンプして逃げてアザゼル先生もそれに続いた。


「どひぇー!ファーニップとロックウルフの群れが追ってきてるぞー!なんであいつら互いに襲い合わないんだ!?」
「お互いに不味いって思ってるか
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