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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第97話 折れた形見の包丁!?次の目的はメルクマウンテン!小猫ちゃんの包丁と研ぎ師メルク登場!
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という奴だな」
「それはちょっと違う気がしますぅ……」
イリナさんはこの建物の外観について話していた。この建物は上の方に小猫ちゃんの猫耳を表現した飾りが付けられているんだ。センスがいいと思ったよ。
ゼノヴィアさんは新しく覚えたであろう萌えという言葉を使ったが、それに対してギャスパー君がツッコミを入れた。
「そういえばリアスは桜さんから特訓メニューを貰ったのよね」
「ええそうよ。桜さんも忙しいから取り合えず簡単に指導をしてもらってメニューを作ってもらったの。これをこなしていけばあの力も使えるようになるはずよ」
「ふふっ、随分と気に入られたのね。あんな素敵な男性ならリアスともお似合いだと思うけど」
「さ、桜さんが素敵な人なのは認めるけど私が好きなのは……!」
「ごめんなさい、冗談よ。慌てるリアスが可愛かったからつい意地悪をしちゃったわ♪」
「もう!朱乃ったら!」
リアス部長は朱乃さんにからかわれてぷんすかと怒っていた。あの二人は今日も仲がいいね。
「でも実際に小猫ちゃんならお店としてやっていけるんじゃないでしょうか?」
「まあ今は忙しいし学生だから難しいけど将来的にはなれると俺は思うぞ。そうなったらまずは経営の許可を得ないとな……調理士の資格も取って食材は俺が捕獲してくる……いや十夢に声をかけて……」
「あわわ、師匠が真剣に人生設計し始めてます!?」
ルフェイさんが小猫ちゃんならお店としてやっていけるだろうと話すと、割とイッセー君が真剣になって将来の人生設計をし始めた。
「イッセー君、小猫ちゃんの事好きすぎじゃない?」
「そうか?祐斗だってリン姉やティナとどういう人生を作っていくか考えたりはしないか?」
「それは……」
僕はイッセー君にそう言われて考え始めた。
前に二人に想いを伝えてもらい僕は二人と付き合う事になった。今までは恋愛なんて考えてもいなかったけど、復讐を終えて前に進めるようになったから僕も人並みに恋愛してみようって思ったんだ。
それに正直イッセー君や小猫ちゃん達のやり取りを見てたら羨ましくなっちゃって……僕も男の子なんだなって思ったよ。
因みにイッセー君の場合だと小猫ちゃんが正妻だって朱乃さん、アーシアさん、そして渋々だけどイリナさんは認めている。
でもリンさんとティナさんは自分が正妻だってよく喧嘩するんだ。やっぱりその辺はハッキリした方が良いのかな?でも僕は二人とも同じくらい好きだし……
「うーん……」
「今度は祐斗が悩み始めたか、二人の男が悩む光景はシュールだな」
「祐斗さん、頑張ってください!」
悩む僕とイッセー君を見たゼノヴィアさんが真顔でそう言って、僕の悩みの
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