第七十話 尊敬と軽蔑その十一
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「信じる様になるかもね」
「そうなのね」
「まあそこはね」
信仰心を持つかどうかはというのだ。
「あんたの人生次第よ」
「そうなの」
「共産主義だと宗教信じないけれど」
この思想の特徴の一つである、そして数多くの宗教を弾圧してきた歴史も持っている思想であるのだ。
「それでも最後は信じた人もいるのよ」
「そうなの」
「ええ、共産主義でもね」
「そうなのね」
「信仰ってね」
それはというのだ。
「きっかけでね」
「信じる様になるのね」
「その存在を感じてね」
「神様仏様の」
「お母さんは信じてるわよ」
信仰心を備えているというのだ。
「神様も仏様もいるわよ」
「この世に」
「そうよ、間違いなくね」
「そうなのね、私は何となくね」
咲は今の自分の感じていることを話した。
「いるってね」
「信じているの」
「お寺や神社行ったら」
そうすればというのだ。
「神聖な感じがするから」
「それもよ」
「きっかけなのね」
「そうよ」
「そうなのね」
「だからね」
それでというのだ。
「そこからあんたがどう深く感じてね」
「神様仏様のことを」
「どういった信仰心を持つかはわからないけれど」
「それでもなのね」
「それを持つこともね」
それもというのだ。
「人として貴重な経験になるのよ」
「神様仏様を感じて信仰心を持つことも」
「それもね、ただそれがね」
「信仰心がなのね」
「変なカルト教団に向かったらね」
そうなればというのだ。
「大変だからね」
「そこは注意ね」
「そうよ」
まさにというのだ。
「しっかりした宗教を信じてね」
「そして何かあったら」
「相談してね、ただあんたはね」
咲を見て言った。
「人と人の出会いにね」
「それになの」
「神様の力があるんでしょうね」
「人と人の出会いもなのね」
「そう、それもね」
「神様の力があってなのね」
「あの店長さんとお会い出来たのはね」
速水、彼とというのだ。
「それはね」
「神様の力なのね」
「それだと思うわ」
こう言うのだった。
「もう人と人の出会いなんてね」
「神様の力あってなのね」
「そう、それでね」
それ故にというのだ。
「あるものよ」
「偶然じゃないの」
「偶然じゃないのよ」
それはというのだ。
「もうね」
「神様が会わせてくれるの」
「その人とね、だからね」
「お会い出来て」
「それが大きなことになるのよ」
「今の私だと店長さんね」
「そうでしょうね、その出会いはね」
神が導いてくれたそれはというのだ。
「大切にしてね」
「ええ、何か私もね」
咲はここまで話して母に述べた。
「少しだけれど」
「神
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