第四百九十五話
[8]前話 [2]次話
第四百九十五話 パーティーのうどん
華奈子はパーティーのうどん、冷たいそれを食べた。細かく刻んだ葱や海苔をかけたうえで食べたが。
そのうどんをつるつると食べてから美奈子に話した。
「コシ凄いわ」
「そうね」
美奈子も食べつつ応えた。
「結構時間置いたかも知れないけれど」
「それでもね」
「よく冷えていて」
「コシも凄くて」
「美味しいわね」
「そうよね」
「そのおうどんは冷凍うどんです」
今田先生が言ってきた。
「実は」
「ああ、あのおうどんですか」
華奈子は今田先生の話を聞いて頷いた。
「私温かいのしか食べてないですが」
「コシがありますね」
「冷やしてもコシあるんですね」
「むしろです」
今田先生は華奈子にいつもの笑顔で話した。
「冷やした方がです」
「冷凍うどんはコシがあるんですか」
「ざるそばも普通のお蕎麦よりコシがありますね」
「そういえば。あたしざるそばあまり食べないですが」
華奈子も言われて頷いた。
「言われてみればそうです」
「温かいおつゆに入れるよりも」
「冷やした方がコシがあるんですね」
「そうなのです」
「そうなんですね」
「元々冷凍うどんはコシがありますし」
それでというのだ。
「そこで冷やしますと」
「このコシがあるんですね」
「そして美味しいのです」
「そうですか、覚えておきます」
華奈子は食べながら応えた。
「冷凍うどんは冷やすとですね」
「さらにコシが出ます」
「覚えておきます、お料理の時は」
華奈子はさらに言った。
「そうします」
「そうされるといいですよ」
「わかりました」
こう言ってだった。
華奈子はうどんを食べてだった。
「次はソーセージ食べましょう」
「私は茹で卵にするわ」
美奈子はそちらを選んだ、そうして二人はうどんの後はそれぞれの料理を楽しんだ。クラウンの他のメンバー達もそうした。
第四百九十五話 完
２０２２・８・５
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除