第四幕その十一
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「出せるんだ」
「それいいですね」
「ゲーマーの人も大喜びですね」
「そんな機能があったら」
「それなら」
「素晴らしいですね」
「それがオズの国のテレビゲームなんだ」
そうなっているというのです。
「そうしたことまでなんだ」
「充実していて」
「楽しくプレイ出来るんですね」
「それがオズの国のテレビゲームですか」
「それは凄いですね」
「流石オズの国ですね」
「そうだね、さてパックマンはこれ位にして」
ボームさんは一面クリアーして言いました。
「次は忍者くんをしようかな」
「おや、またいいゲームをするね」
「今度はそれなんだね」
かかしと樵はボームさんがセーブをしてプレイを一旦終えてそのソフトをセットしようとしているのを見て応えました。
「そのゲームも面白いね」
「そうだね」
「何でも外の世界のファミコン版では敵は五種類だけだったらしいね」
「けれどこちらのでは八種類全部出てね」
「ゲームセンターのものと同じでね」
「そこもいいっていうね」
「それをしてね」
そうしてとです、ボームさんはかかしと樵に答えました。
「楽しむよ」
「それはいいね」
「では是非楽しんでね」
「忍者くんもね」
「そうしてね」
「そうさせてもらうよ」
ボームさんは実際にでした。
そのゲームも楽しんでいきます、すると。
このゲームもすいすい進んでいきます、目にも止まらぬ動きで敵キャラをどんどんやっつけていって。見ればやっつけられた敵は死なないで白旗を挙げてその場に残っています。どうもそこは外の世界のものと違うみたいです。
どんどん色々な敵を倒していって進んでいきますが。黒子みたいな敵だけでなく。
達磨みたいな敵も歌舞伎みたいな敵も雷様みたいな敵も獅子舞みたいな敵も骸骨みたいな敵も蜥蜴みたいな敵もです。
白旗を挙げさせるその中で、でした。
日本の鎧兜で身体を覆った敵が出て来ました、するとです。
それまですいすい進んでいたボームさんの動きが鈍くなってでした。
敵に体当たりをして気絶させてから攻撃をする様になりました、神宝達五人はこのことに首を傾げさせました。
「あれっ、何かね」
「この敵は絶対に気絶させてるね」
「そうしてからやっつけてるね」
「白旗掲げさせてるわね」
「どうしてかしら」
「この敵はそうじゃないとやっつけられないんだ」
ボームさんが五人に答えました。
「これまでは普通の攻撃でやっつけらてもね」
「気絶させないとですか」
「やっつけられないんですか」
「だからなんですね」
「絶対に体当たりをしてですね」
「やっつけてるんですね」
「そうだよ、そしてこのキャラの攻撃はね」
それはといいますと。
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