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八条学園騒動記
第六百七十三話 腐れ外道の顔その五

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「見極めたらな」
「後は警察に通報ね」
「そうしような、流石にな」
「流石に?」
「警察でもどうにかならないとかな」
「そうしたことはないわね」
「警察と癒着していたりな」
 フックは野菜炒めを食べつつ言った。
「そういうのじゃないとな」
「それはないわよね」
「まずな、地元の警察が駄目ならな」
「播磨星系警察ね」
「警視庁に連絡するんだよ」
 日本の警察全体を管轄している省庁にというのだ。
「それか中央警察だよ」
「そっちね」
「流石に連続殺人鬼とかだとな」
「警視庁も動くわね」
「地方の警察で駄目ならな」
 それならというのだ。
「もうな」
「そういうところも動くわね」
「ああ、幾ら警察とかと癒着して」
 その様にしてというのだ。
「悪事を揉み消せてもな」
「限度があるのね」
「絶対無敵の奴なんているか」
 フックは言い切った。
「どんな独裁者でもな」
「倒れるのね」
「そうだ、絶対に弱点があってな」
 そうしてというのだ。
「隙や死角があるからな」
「あの探偵が本当にやばい奴で」
「色々悪賢くてな」
「警察に手を回していたとしても」
「それでもだ」
 例えそうであってもというのだ。
「全部の警察に手を回せるか」
「それはないわね」
「よしんだそうでも少しでもやばいものを見付けて」
 フックはさらに話した。
「それをネットに流したらどうだ」
「証拠の画像ね」
「それを撮ってその瞬間にな」
 まさにというのだ。
「ネットに流したらな」
「そうしたら」
「警察が何してもな」
「連合全体に拡散するから」
「四兆の人間が敵に回るんだ」 
「警察どころじゃないわね」
「いじめも警察が動かなくてもな」
 そして教師達もだ、いじめがよく放置されていることからも連合では教師は質が悪いと言われている。
「それでもな」
「ネットで拡散したら効果てきめんだからね」
「加害者は住所氏名親まで暴かれる」
 所謂特定班達によってだ。
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