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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
GX編
第129話:責任と共に生きる
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き刺さると爆発が起こり、爆風が3人に襲い掛かる。
「危ないッ!?」
〈ディフェンド、プリーズ〉
それを咄嗟にガルドが防いだ。2人を守る様に爆風の前に立ち、魔法の障壁で2人を爆風から守った。
「ガルド!?」
「問題ない! 2人こそ大丈夫か?」
「平気デス!」
「それより、これは……」
「私達を焚き付けるつもりデス!!」
切歌も状況を察した時、視線を感じた3人が上を見上げるとそこには半壊しかけた鳥居の上にオートスコアラー・ミカが立っているのが見えた。
ミカの視線を調は辿った。奴は3人を見ているようで、その実視線は1人にのみ向いている。そう、ガルドだ。ミカはガルドを狙っている。少なくとも調はそう思った。
周囲を見渡せば、今回は相手側の魔法使いの戦力が1人も居ない。ハンスは勿論、ジェネシスの魔法使いも1人も居なかった。それはガルド1人を潰すなら、ミカ1体で十分と考えての事だろう。
調は1人、歯を食い縛った。奴は自分と切歌の事等敵ではないと考えている。足手纏いの1人や2人、居ても関係ないと思っているのだと……調と切歌の2人はミカの視線をそう捉えた。
「足手纏いと、軽く見ているのなら!!」
馬鹿にするなと言わんばかりに、調と切歌はシンフォギアを纏った。
「Various shul shagana tron」
改修されたシュルシャガナとイガリマを纏う切歌と調。その2人の後ろで、買った物をコネクトの魔法陣の中に放り込んだガルドが遅れて変身していた。
「変身!」
〈マイティ、プリーズ。ファイヤー、ブリザード、サンダー、グラビティ、マイティスペル!〉
ガルドが変身している間に、既に戦端は開かれていた。調の「α式・百輪廻」がミカに放たれるが、ミカは片手に眺めのカーボンロッドを持ち手首を文字通り回転させることで飛んできた丸鋸を全て弾く。そして調からの攻撃が止むと、ミカは鳥居の上から飛び降りてきた。
そこに切歌が鎌を手に突撃していく。
「待て切歌! 無策で突っ込むな!」
「分かってるデス!」
口ではそう言う切歌だったが、やってる事は傍目から見て力押し一辺倒にしか見えない。何も分かっていないではないかと喉の奥から呻き声を上げつつ、ガルドは切歌を援護すべく自身も槍を手にミカへと飛び掛かる。
そこに耳に掛けておいた通信機から弦十郎の声が響いた。当然あちらでも状況はモニターしているらしい。
『今から応援を寄越す! それまで持ち堪えて、うっ!?』
「!? おいどうした司令部? 大丈夫か!?」
突然通信機の向こうが俄かに騒がしくなる。どうやら司令部へも敵からの攻撃が行われたらしい。あちらも少々忙しいようだ。援軍はあまり期待できないだろう。
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