第四幕その三
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「ミスタータイガースと一緒にね」
「それはわしのことやな」
「あんたが初代でしょ」
「よお知ってるな」
「あたしも猫、ネコ科だからね」
それでとです、藤村さんに返すのでした。
「阪神は好きだしね」
「わしのこともかいな」
「知ってるわよ、あのお爺ちゃんも大好きだし」
「監督さんもかいな」
「ええ、藤本さんね」
「そのこと監督さんに伝えてええか」
「是非そうして欲しいわ」
ガラスの猫は笑顔で応えました。
「これからも頑張ってねってね」
「ほなな」
「まずは準備体操をして」
山内さんが言ってきました。
「それからな」
「プレーボールね」
「そうしよな」
「それではね」
こうしてでした。
皆準備体操をしてそのうえで試合をはじめました、そうしてです。
皆で楽しく野球をしますがその中で、です。
ハンクは木挽きの馬にこう言いました。
「この真っ黒いユニフォームも阪神のものだけれどね」
「白黒のユニフォームもいいけれどね」
「このユニフォームもいいよね」
「恰好いいよね」
「阪神のユニフォームってどれもいいよね」
「誰でも着たら恰好いいよね」
「そうだよね」
そうしたユニフォームだというのです。
「僕達が着てもだしね」
「恰好よくてね」
「いい感じだよ」
「こんないいユニフォーム他にないよ」
「色々なチームのものがあるけれど」
こうしたお話もしながら野球をしていきます、その中でキャプテンはそっとベンチで皆に言いました。
「主審の野村さんはしっかり見ているね」
「はい、ストライクもボールも」
神宝はこう応えました。
「見極めておられますね」
「それで公平だね」
「ちゃんとしたジャッジです」
「いいことだよ、そうしたジャッジならね」
それならというのです。
「野球をする方もだよ」
「安心して出来ますね」
「ジャッジは正確にかつね」
「公平にですね」
「そうであってこそね」
「ちゃんとした野球が出来ますね」
「どんなスポーツでもね」
それこそというのです。
「ちゃんとしたジャッジがあってこそだよ」
「しっかりとした競技が出来ますね」
「それが出来ない人はね」
ボームさんも言ってきました。
「審判はしない方がいいね」
「正確かつ公平にですね」
「出来ないとね」
「しない方がいいですね」
「そうだよ、だからオズの国ではね」
「そのことはですね」
「法律で定めているんだ」
そうしているというのです。
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