第五百十一話 グロンギとの死闘その十二
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「それじゃあな」
「このまま食べていきましょう」
「そうしてね」
「それじゃあね」
シルヴィアはその麺とスパムを一緒に食べつつ話した。
「食べてあったまって」
「ああ、そしてな」
「まずは休みましょう」
「身体を冷やしてはいかん」
メーガンと舜蘭に続いてクロノワールも言ってきた。
「だからじゃ」
「たらふく食ってな」
「そして休みましょう」
二人はクロノワールにも応えた、そうしてだった。
みのりも入れてチゲ鍋で温まってから寝袋に入って休んだ、戦士達は休みながらそのうえで戦い続けた。
その戦いを見てだった、シャカは言った。
「敵は尽きないか、ならだ」
「どうするつもりだ」
「天魔降伏を出す」
共に戦うアイオリアに答えた。
「そうして敵の数を一気に減らす」
「そうするか」
「アイオリア、君にも頼みたい」
シャカはアイオリアにも言った。
「ライトニングボルトでだ」
「敵を多く倒してか」
「その数を一気に減らして欲しい」
「この場所の敵をか」
「そうだ、今この場所は敵が特に多い」
戦局全体を見ればそうだった。
「他の仲間達も頑張っているが」
「それでもだな」
「ここで一気に減らしてだ」
そうしてというのだ。
「有利に戦うべきだ」
「そうですね」
二人と共にいるムウはシャカのその言葉に賛成してきた。
「ここは今あまりにも敵が多いです」
「そうだな」
「ですから広範囲に威力を発揮する技を出すべきです」
「だからだな」
「今私達以外の黄金聖闘士も戦っていますが」
それでもというのだ。
「それぞれ分かれて皆さんと共に戦っています」
「三人いるのはこの場所だけだ」
「ですからここはです」
是非にと言うのだった。
「貴方とアイオリアで、です」
「広範囲の攻撃を出すべきだな」
「守りは私が固めます」
ムウはそちらに回ると述べた。
「クリスタルウォールで」
「頼む。そして私達が攻撃した後だが」
シャカはそれからのことも話した。
「出久と天哉に頼みたい」
「僕達ですか」
「お二方の後はですね」
「そうだ、私達が大勢の敵を倒す」
それぞれの技でというのだ。
「その後の残りの敵に突っ込んでだ」
「倒すんですね」
「そうすればいいんですね」
「頼めるか」
シャカは目を閉じたまま二人に尋ねた。
「私達の攻撃のすぐ後で突っ込んでもらいたい」
「そうすればですね」
「この辺りの戦いはかなり楽になりますね」
「だからだ、いいな」
「安心しろ、君達に技を浴びせることはしない」
アイオリアは確かな顔でこのことを約束した。
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