第五百十一話 グロンギとの死闘その十一
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ステージの前も守りが固められコンサートは続けられた、そしてそのコンサートを耳にして戦士達が戦い続け。
休息も摂った、もり子はチゲ鍋を食べつつ言った。
「このチゲ鍋って何か違うわね」
「これプテチゲっていうのよ」
そり子がこう答えた。
「チゲ鍋はチゲ鍋でもね」
「ふうん、プテチゲなの」
「あれよね、軍隊のチゲ鍋で」
せわし子も言ってきた。
「中に色々入ってるのよね」
「だからソーセージやスパムもはいってるのね」
舜蘭も食べつつ言った。
「そうなのね」
「辛いけれど美味いな」
メーガンも食べつつ言った。
「これは幾らでもいけるぜ」
「栄養があるし身体も温まる」
エレンも食べながら述べた。
「こうした時には最適ね」
「夜は冷えるから」
シルヴィア=レーンハートも食べながら言う。
「こうしたものは丁度いいわね」
「飲みたくもなるがな」
クロノワールは笑ってこの言葉を出した。
「今は我慢じゃな」
「はい、やっぱりです」
シルヴィアはクロノワールに応えて述べた。
「今は戦っています」
「だからのう」
「自重して」
そうしてというのだ。
「食べるだけにしてです」
「飲むのは終わってからじゃな」
「そうしましょう」
「わかった、ではな」
「はい、今はですね」
「食べるだけじゃ」
シルヴィアに笑顔で応えて述べた、まるで少女の様な澄んだものであった。
「そうするぞ、お主もな」
「ガウ」
時計鰐も頷いた、そしてだった。
彼もチゲ鍋を食べる、クロノワールはその彼も見て話した。
「さて、ラーメンも食べるか」
「はい、ラーメンはです」
料理を作っている五代みのりが言ってきた。
「また入れますね」
「そうしてくれるか」
「インスタントを」
そのラーメンをというのだ。
「また入れますね」
「ではな」
「あの、何かな」
メーガンが言ってきた。
「この鍋って麺がインスタントでないと駄目か?」
「どのお鍋もそうね」
舜蘭は自分達が囲んでいるもの以外の鍋を見て言った。
「麺はインスタントね」
「そうだよな」
「そうした決まりがあるのかしら」
「あちらのお鍋はそうしたことが多いのよ」
みのりはいぶかしむ二人にこう答えた。
「だからね」
「それでか」
「このお鍋の麺はインスタントなのね」
「そうなっているの」
「成程な」
「そういうことね」
「ええ、けれど悪くないでしょ」
みのりはメーガンと舜蘭に微笑んで言った。
「こちらも」
「ああ、これはこれで美味いぜ」
「いいと思うわ」
二人はみのりに笑顔で答えた。
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