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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百五話 20××年 5月6日
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ずに済むのかわかっているのに、あえて、後悔する道を選ぶのは、ただのバカよ」
「バカでない人がこの世界にいるんですか?」
「私はヤヨイちゃんのことを考えて言ってるの!だって『ブレイズ』に入れば、ヤヨイちゃんは廃棄されずにすむ...」
ヤヨイちゃんがナガツキちゃんの頬を平手打ちした。
「余計なお世話です、私は決めたんです、お母さんを裏切ってでも、自分の願いを叶えるって...!」
ナガツキちゃんが両目から涙を流しならヤヨイちゃんをにらんでいる。
俺には目の前の現象が、どんな原因で起きているのか、いまいち把握できない。
「と、とりあえず、二人ともいったん、落ち着かないか、そうだ、今、風呂沸かすからさ、一緒に入りなよ」
結局、ヤヨイちゃんとナガツキちゃんは一緒に風呂に入った。
風呂場から二人の笑い声が聞こえてくる。
「なにこれ」
俺は戸惑いながらも、すこし安心した」
先に風呂から上がったナガツキちゃんは着替え終えるとコップ二杯ぶんの牛乳を飲んで我が家を出た。
風呂での楽し気な雰囲気など、まるでなかったかのように、ヤヨイちゃんもナガツキちゃんもお互いの目を見ようとはしなかった。
俺は二人が入った後の風呂に入ることにした。
ちょっと興奮している俺はきっと最低だ。
5月6日
昨日、ナガツキちゃんが言っていた不可解なことについて、ヤヨイちゃんに聞いてみた。
ヤヨイちゃんはにこやかにほほ笑むと人差し指で俺の口びるをそっと抑える。
俺とヤヨイちゃんの目が合う。
それが1分間ほど続いた。
俺はもう、それ以上ヤヨイちゃんになにも聞けなかった。
次回予告 20××年 5月6日 その2
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