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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百三話  20××年5月5日 その3
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折して地面にうずくまっているミナヅキを抱きしめる。
「バカ野郎!どうして...『水無月』を手放した!このまま組織に戻れば、お前は廃棄確定なんだぞ!俺を見捨てて水無月を持って、ナガツキみたいに、どこかへ逃げることだってできたはずだ!」
「だって、前に言ったでしょ...杉本さんのためなら死ねるって...」
「帰るぞ、ミナヅキ...」
名前で呼んでもらえたミナヅキが顔に満面の笑みを浮かべて返事をする。
「はい」
杉本が歩けなくなったミナヅキを背負ってどこかへと歩き出す。
断罪刀『水無月』で人間を殺し、私に断罪刀『水無月』を奪われたミナヅキはおそらく100パーセント『組織』で廃棄されるだろう。
そして、それを実行するのは杉本だ。
簡易パラシュートで瓦礫の山に無事着地に成功した私は右手に断罪刀『長月』、左手に『水無月』を持って杉本とミナヅキから離れる。
「そこまでよ」
私の前に、断罪刀『神無月』の持ち主であるカンナヅキが現れる。
「なるほど、加担する犯罪者(ミナヅキ)が確保され戦闘不能になった時点で、やっと上層部から『実験体部隊』の増援要請が出されたわけね」
「あなたバカなの?あなたの確保及び、殺害命令はあなたが私たちを裏切った時からすでに出ているわ」
「一難去ってまた一難とはまさにこのことね、それじゃ、始めましょうか、杉本の本命さん」

次回予告 第百四話 20××年 5月5日 その4


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