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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百三話 20××年5月5日 その3
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を殺してしまったミナヅキ対する罪滅ぼしのためにここにきたのよ、よかったわねミナヅキ」
「じゃあ...カンナちゃんと付き合ってるっていうのも本当なの?」
「ああ、そうだ」
「二人で杉本さんに片思いしているわたしのことバカにしてたの?」
「ああ、そうだ」
「私は、命がけで戦ってるのに、杉本さんはもう、私のこと名前で呼んでくれないの?」
「ああ、そうだ」
私はミナヅキと杉本が会話をしている隙に、ミナヅキの背後に接近する。
後ろに振り向いたミナヅキが断罪刀『水無月』の衝撃波を私に向かって放つ。
私は空中にジャンプして、そのまま杉本に襲いかかる。
ミナヅキが私に向かって断罪刀『水無月』の衝撃波を放とうとするが、ミナヅキは私のいる方向に杉本がいるのを確認して攻撃をためらう。
「あなた杉本さんを人質に取る気?」
私は杉本の背後に回って、断罪刀『長月』の剣先を杉本の首に突きつける。
「攻撃を辞めて、断罪刀『水無月』を渡しなさい、でないとこのまま『長月』を杉本さんの首に刺すわよ」
「ひ、卑怯よ...!」
「なんでも粉々にできる衝撃波を出せる断罪刀で攻撃してくる、あなたのほうがよっぽど卑怯よ!」
「それって、ただの嫉妬でしょ!早く、杉本さんを解放しなさい」
「『実験体6号』...『実験体9号』に断罪刀を絶対に渡すな、命令だ!」
「嫌よ!私は『実験体6号』じゃない!私はミナヅキよ!それに、『水無月』をナガツキに渡しても私は裏切り者として廃棄される!渡さなくても裏切り者の私は仲間に追われ、いずれ殺される!つまり、私は死ぬしかない...そうでしょう?」
ミナヅキが泣きながら笑っている。
極限まで精神を追い詰められたミナヅキが屋上の地面に向かって断罪刀『水無月』の衝撃波を放つ。
「しまった!足場が!」
断罪刀『水無月』の衝撃波により足場を壊された私とミナヅキと杉本の3人の体が地面に向かって落下する。
ミナヅキは落下中のビルの瓦礫をつたって、落下中の杉本の全身を両手でつかむのに成功する。
しかし、ミナヅキは両手で落下中の杉本の全身をつかむために、両手に持っていた断罪刀『水無月』を手放すしかなかった。
私はミナヅキが杉本を助けるために手放した断罪刀『水無月』を手に取る。
そして、アカリさんに事前に手渡されていた、持ち運べる簡易パラシュートを展開する。杉本を両手に持ったミナヅキが地面に向かって落下する。
地面に着地したミナヅキの両足から、パキポキと両足の骨が折れる音がする。
着地に成功したミナヅキは両足に走る激痛に耐え切れず、両手に持っていた杉本を思わず、地面に向かって落としてしまう。
ミナヅキは断罪刀『水無月』を私に奪われ、『組織』から逃げる足を失ってまで、杉本の命を救ったのだ。
崩壊したビルの瓦礫の山に放りだされた杉本が両足を骨
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