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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百二話 20××年 5月5日 その2
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第百二話 20××年 5月5日 その2

「ひさしぶですね、アカリさん」
ビルの屋上で昼食を食べていた私の目の前に断罪刀『水無月』を手に持ったミナヅキが現れた。
「よく、ここがわかったわね」
「だって、さっき杉本さんと電話してたでしょ?」
「なるほど、私の携帯のGPSを逆探知したわけか、まんまとやられたわね。それでなんのようからしら?」
「『あなた達』がかくまっている『実験体9号』をこちらに引き渡しなさい」
「さて、なんのことかしら?」
「調べはとっくについてるんだから、あなたが『私たち』に対抗する組織に所属していることは」
「私はただ、色々あって『あなた達』を裏切って、家出して、たまたま、組織に拾われただけよ」
「ほら、やっぱり、私の言った通りじゃない!とっととナガツキを出しなさい!」
「あのね、私は最近、たまたま今の組織に拾われた、いわば新入社員なわけ、私の一存でナガツキをあなた達に差し出せるほど私は偉くないのよね」
「ほら、やっぱりあなた達がかくまってるんじゃない!ナガツキを!」
「だからね、そういうことは私みたいな新人社員じゃなくて、社長に言ってくれない?」
「あっそ、あなた達がナガツキの居場所を教えてくれないのなら、私はあなたの所属している組織の人間を全員殺すわよ」
「いいのかしら、そんなことしちゃって、あなた達『実験体』の仕事は本来、『怪異』から『人間』を守ることじゃないの?」
「『私たち』と敵対してる組織の人間は、私たちが断罪刀で守るに値する『人間』ではないわ」
「無理よ、ミナヅキちゃん、あなたには『人間』は殺せない」
「脅しじゃないわよ!」
「ウソね、だってそんなことしたらあなたの大好きな杉本君に嫌われちゃうでしょ?」
「でもナガツキを殺すのに成功したら、杉本さんは私のこと、今より好きなってくれるはずなのよ!」
「そんなことしても、無駄よ、だってあいつがあなたの親友のカンナヅキと付き合ってるの知らないの?」
「ウソ...カンナちゃんと!」
「あらら、ご愁傷さま」
「でも、だったらなおさらナガツキは諦めきれないわね、だってそうでしょ?私がカンナちゃんより先にナガツキを殺せば、杉本さんはカンナちゃんより私のことを好きになってくれるかもしれない...!」
「あのね、あの二人はそういう軽い関係じゃないの、あなたなんかが付け入る隙なんて無いわと、あきらめなさい、前を向いて生きなさい」
ミナヅキか空気中から断罪刀『水無月』を抜刀する。
ミナヅキは両手に持った死神の大鎌を彷彿とさせるシルエットの断罪刀『水無月』を私の首元に近づける。
「最終警告です。今すぐナガツキの居場所を言いなさい、でないとあなたもあなたの所属している組織の人間も全員、私が殺す」
「そこまでだ動くな!」
私を助けにきた組織の人
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