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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百二話 20××年 5月5日 その2
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間たちが一斉にミナヅキに銃口を向け、放つ。
「あのー諸先輩方、『実験体』にはそういうのあんまし聞かないって私言いませんでしたっけ?」
ミナヅキの意識が諸先輩方に行っている隙に、私は諸先輩方に一言アドバイスして、ビルから飛び降りる。
ミナヅキは舌打ちをしながら、小型の簡易用パラシュートを広げてビルの屋上から落下する私を見送るしかできない。
「アカリさんがダメなら、あんた達に聞くだけよ!」
私、ミナヅキに向かって銃弾が一斉に放たれる。
色々な意味で手遅れだった。
私がやつらの放った銃弾を断罪刀『水無月』で粉々にする際に発生した衝撃波はそのまま銃を放ったやつらの体も粉々にしてしまった。
この世界で唯一『怪異』を殺す力をもつ兵器である『断罪刀』を普通の人間相手に使えばどうなるのか、私だってわかっていた。
「私は人間を殺してしまった...私は...ただ銃弾を破壊しようと思っただけなのに...!」
アカリさんに私にはできないと言われたことが、こうも簡単できてしまうとは。
私はもう、後には戻れない。
私たちに敵対する組織の人間とはいえ、私は『断罪刀』で『怪異』ではなく人間を殺してしまった。
これで、ナガツキを殺すことができなければ、私は杉本さんに嫌われてしまう、最悪の場合、廃棄の可能性もある。
「嫌だ...私は、私は死にたくない...!」
私が生き残るために残された道はただ一つ、ナガツキを見つけ出して、誰よりも早く殺すこと。
「あ〜あ、断罪刀で人間殺しちゃったね』
背後から私の今後の運命を左右する女の声がする。
「ナガツキ、ずっと見てたの?」
「ちょっと前に来ただけよ。だってお昼ご飯食べてたら、アカリさんが屋上からパラシュートで降下してくるし、みんな銃持って屋上行っちゃうし、すぐに『あなた達』が私を殺しに来たことがわかった。でも、一人で来るとは思わなかったわ、手柄を独り占めして、そんなに杉本さんに気に入られたいの?」
「悪い?」
「でも杉本さんの本命ってぶっちゃけあんたじゃなくて、あんた親友のカンナヅキよ」
「それも今日までよ、だってあなたは私の断罪刀『水無月』で死ぬんだから...!」
次回予告 第百三話 20××年5月5日 その3
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