189章 愛と正義の スパイラル
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189章 愛と正義の スパイラル
この 10月 から、川口 信也は、
新築の 2階建ての家で、
ひとり 暮らしを 始めた。
世田谷区 北沢 3丁目に、
庭と 駐車場のある マイホームを 建(た)てたのだ。
下北沢の駅にも 近く、会社にも 近く
緑 の 自然 の
『 世田谷 区立 くすのき 広場 公園 』
の すぐ 隣に 土地を 買って おいた。
土地は 188.11平方メートル
(56.90坪)
家の 延床 面積は 53.82平方メートル
(30・55坪)だ。
庭は 3、4台分の 駐車場の 広さだ。
いま1番に 仲よく 交際している
高校 3年生 の 森下( もりした )きな が
住んでいる 家にも 近い。
ふと 読んでいた 里中 李生
( さとなか りしょう )の
『一流の男、二流の男』の148ページに
こんな 言葉があって 信也は 感心した。
「 この世で もっとも 美しいもの。
それは、純粋さを 残した 女性である。」
なるほど なぁ、おれも 森下きな には、
その 純粋さに ハマっているんだろうなぁ、
と 信也は 思う。
しかし、この『 一流の男、二流の男 』の
この 後に 続く 言葉に、
信也は、「 はてな ? そうだろうか ? 」
と、すぐには 共感 できない。
「 では、この世で もっとも 醜いものは?
フェミニズム を 覚え、それを 口 走る
すべての 女だ。」
信也は フェミニズム には 共感する。
いま 起きている 戦争も、
愚かで 凶暴な 男の考え方が 原因だろう。
フェミニズムとは、男女の性差にもとづく
社会の格差や 不平等をなくそうとする 思想や 運動のこと。
要するに、女性が「女性であるから」という理由で
不当に 権利を 制限されたり 蔑ろに
されたりしない社会を 目指す 考え方や 取り組みのことである。
フェミニズムの考え方に 賛同し、フェミニズムの目指す
社会の実現に向けて 活動する者を、フェミニストという。
と、そんなふうに、ネットにはある。
そんな 女性に特有の、愛情や 優しさのある
視点や考えは、乱暴で粗野な 男の考え方よりも、
むしろ 大切なもので、これからの社会の
幸福や平和への原動力にも なると 信也は 思っている。
信也は、世の中の幸福と平和への願いをこめて、
クラッシュ ビートの歌として
『愛と正義の スパイラル』を 作った。
スパイラル は「 連続的 な 変化 」の 意味 だ。
日本と 世界に 向けて公開した。大 ヒット 中 だ。
愛と
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