239 女帝の要塞へ
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前方から光が見えた。そして光線が飛んできた。
「・・・な!!」
かよ子の武装の能力が無意識に発動された。
「うおっと!」
地面が燃えた。
「杖がない癖にやるな!」
「貴様、ヴィクトリア女帝からの使いだな!」
「如何にも。このパーマストン子爵が返り討ちにさせてもらう!」
パーマストン子爵の剣から光線が放たれる。かよ子はもう一度、武装の能力で跳ね返した。
「あの剣はもしかして・・・!!」
かよ子はアルフレートが持っていた短刀と似たような感じがしていた。
「あれもその短刀と似たような気配がするな・・・!」
大野が見聞の能力で感じ取っていた。
「・・・って事は私の杖の能力に似せたもの・・・!?」
かよ子は今持っているアルフレートの短刀を見る。
(・・・使ってみる?)
ラクシュミーがライフルをパーマストン子爵に発射する。だが、パーマストン子爵も剣でライフルの光線を振って消した。
「そんなものが通用するかっ!」
パーマストン子爵は更に剣から光線を発した。ラクシュミーのライフルよりも更に強力な光線だった。
「ラクシュミーはん、危ない!」
上市の手袋が光線を消した。
「ふ、その手袋をはめている時しか守れん。貴様の他の部位を狙えば死ぬという訳だな!やれ!」
「はい!」
パーマストン子爵の兵が突進する。
「と、止めないと!!」
かよ子の武装の能力が発動された。兵があっけなく吹き飛ばされる。
「邪魔だよ・・・!!」
かよ子の武装の能力が更に強く発揮される。
「・・・これが奴の武装の能力・・・!!そうか、杖を奪われた怒りが重なって危険な程強力になっているという事か!」
パーマストンは剣を振るう。大きな炎が放射される。
「お、大きい炎が来るブー!!」
「よし!」
ブー太郎は水の石の能力を使用し、椎名は水の玉で波を作って消火した。
「そう来たか!」
パーマストン子爵は鏡を出現させた。水の攻撃が反射された。
「な、こっちに跳ね返ってくるブー!!」
「う、うわあ!!」
かよ子の羽根の結界が発動した。何とか防御する。
「あの鏡が邪魔・・・!!」
かよ子は短刀を見て考える。
(この短刀、使えるかな・・・?)
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