暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
西ゼムリア通商会議〜ディル=リフィーナの宗教事情〜
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よりも多めの相殺を………」

「鉱石類、武器防具、兵器を高く買い取る………シルヴァン陛下。まさか、メンフィル帝国はエレボニア帝国とは別の勢力―――――現在のゼムリア大陸の状況から考えて恐らく異世界側の何らかの勢力との戦争を予定している、もしくは既に戦争中なのでしょうか?」

「鉱石に武器防具、そして兵器……言われてみれば確かにどれも戦争に必須にして戦争になればどの物資よりも一番早く相場が高騰する物資ですな……」

「あ……ッ!」

レーグニッツ知事の質問に答えたシルヴァン皇帝の答えを聞いたクローディア王太女が戸惑っている中、ある事に気づいたアリシア女王は目を細めてシルヴァン皇帝に問いかけ、アリシア女王の問いかけを聞いたアルバート大公は真剣な表情で考え込みながら呟き、ルーシー秘書官は声を上げた。



「フッ、さすが”賢王”と称えられているアリシア女王。見事な慧眼だ。」

「フフ、とはいってもさすがにあからさま過ぎでしたから、”賢王”と称えられている女王陛下でなくても気づかれる可能性は高かったと思いますが。」

一方シルヴァン皇帝は静かな笑みを浮かべてアリシア女王を賞賛し、セシリアは苦笑しながら指摘した。

「な……それでは本当にメンフィル帝国は異世界の何らかの勢力との戦争を予定、もしくは戦争中なのですか……!?」

アリシア女王の問いかけに否定しない所か肯定している様子のシルヴァン皇帝とセシリアの答えを聞いたクローディア王太女は一瞬絶句した後信じられない表情でシルヴァン皇帝達に問いかけ

(異世界の勢力とメンフィル帝国の戦争か……もしかして、ラピス王女とリン王女の記憶を受け継いでいるエステルなら心当たりはあるんじゃないか?)

(むしろ心当たりがたくさんあり過ぎて、どの勢力を候補に挙げるかに困るくらいなんだけど……)

(そ、そんなにメンフィル帝国と戦争をする可能性がある勢力の候補がたくさんあるんだ……)

(メンフィルは本来ならば決して相容れない”光陣営”と”闇陣営”の”共存”を謳い、実行している国ですわ。その件を考えるとどちらの勢力からも敵対視されてもおかしくありませんわ。)

ヨシュアに小声で訊ねられてジト目で答えたエステルの答えを聞いたミントは冷や汗をかいて表情を引き攣らせながら呟き、フェミリンスは冷静な様子で呟いた。



「戦争自体はまだ勃発していない。―――――だが、近い将来本国側―――――つまり、そちらにとっては異世界である”ディル=リフィーナ”側で”とある勢力が我が国に対して今回の戦争以上の規模になると思われる大規模な戦争を仕掛けてくる事をメンフィル皇家・政府は確信している。”」

「ええっ!?こ、今回の戦争の件を超える大規模な戦争って……!」

「まさか異世界
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