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チートゲーマーへの反抗〜虹と明星〜
R5話 顕現するEnemies【敵対者】&Colors【虹】
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な侮辱のような言葉に歩夢は確固たる意思を持って返す。


「そんなことないよ……侑ちゃんは言ってくれた。私を応援してくれるって???だから私は好きなことを諦めない!!」
「……ま、今はいいよ。いずれハッキリする。侑はお前を裏切って他の女に夢中になる。その時を楽しみにしてるわ。」


ピカっと太陽が歩夢の目を一瞬眩ませる……次の瞬間には???


「えっ……いない!?」


白昼夢???そうとしか言えないが、それにしてはあまりにリアル。

しかしそんなことを考えている暇はない。歩夢は顔を両手で叩く。


「よし…練習しなきゃ???!」


もう一度鏡に向かい合う。


「新人スクールアイドルの、上原歩夢!あゆぴょんだぴょん♪臆病だから…寂しいと泣いちゃうぴょ……!」


鏡に向き合っていたことで見えてしまった???日向にいる青いウルフヘアの妖艶な女の子……朝香果林。

当然歩夢はギョッとなる。


「はわわわわ……!こ、こ、これはその??!」
「ふふっ♪」
「れ、練習をしてて…す、す、す、すっ
「あぁ…スクールアイドルの?」


果林の補った言葉に歩夢は犬のように肯定する。すると果林は微笑みながら陳謝する。


「あら…それはごめんなさいね。可愛かったからつい???」
「え////」
「でも……それがあなたの言葉?」
「どういうことですか?」
「伝える相手を意識して言わないと、本当の想いなんて届かないわ。」
「????頭ではわかってるんですけど……大体私にファンなんて。」


歩夢はふと頭に浮かぶ????いるではないか。


「1人だけ……私の大事な人が???」
「ふふっ。お節介したわ……じゃあね?」



????※????



お台場海浜。夕焼け空を眺めながら、かすみは昼に合流した侑に告げる。


「かすみんには大切にしたいことがあって……だからスクールアイドルがやりたくて、それはみんなも同じだと思うんです??けども自分のやりたいことを押し付けるのは嫌なんです。なのに……」
「?」
「かすみん、歩夢先輩にそれをしちゃって……」


かすみの呟きのような悩みを聴く侑。その結論をバッサリと言ってしまう。


「うーん。つまりスクールアイドル同好会のみんなそれぞれ、やりたいことが違ってたってことでしょ?それで空中分解するのは仕方ないんじゃないかな?」
「仕方ないじゃ済まないんです!このままだと再び同好会が…!」
「ふふっ♪悩んでるかすみんもカワイイ♪」
「えっ……って!冗談じゃないんです!かすみん本気で悩んでるんです!」
「わかってるってわかってる♪」


ポカポカ叩かれながらもかすみの健気さをしみじみと
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