R5話 顕現するEnemies【敵対者】&Colors【虹】
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ーの元へ駆け寄る。
「誰だ!!」
「おっとこれは申し遅れました……私は仮面ライダーグレイブ 羽田淳一。そして我々は……解放結社 タイフォン。」
「タイフォン……?」
「私たちの目的は箱庭に囚われた者たちを解放して、暴力が支配する世界へと導くことです!」
「何だって…?」
「ま、前置きはこの辺にしておきましょう……ではまた会う日まで。」
「ちょ、ちょっと待って……!」
追跡虚しく、彼ら3人は何処かへと転移してしまった…………
そして……それを陰ながら見る者たち。
「嘘……これって現実?」
「現実??否定しようがない。」
「仮面ライダー……ゼロワン。高咲侑さん……」
????※????
「ふぅ……」
次の日……歩夢は深呼吸しながら、学校の影になっている大きなガラス窓に向かい合う。
侑は言った。傷つける者は許さない……そのために怒った。自分を守ると誓ってくれた彼女に改めて感心した。同時にそんな彼女に対して報いなければならないとも感じた。
彼女は手でウサギの耳を作る。
「新人スクールアイドルの上原歩夢♪歩夢だぴょん♪臆病だから…寂しくて泣いちゃう〜ぴょーん♪」
こんなこと言うととある女神様にこっぴどく怒られるのだが、自分でやってて恥ずかしくないのか?という言葉が真っ先に浮かぶ。当然カワイイのかもしれないが……
????そんな歩夢に……後ろから気配。
「そんな事やったってお前の望みは叶わないわよ。」
「ええっ!!????え?」
誰かに見られたことを本気で後悔する歩夢………だが振り返ると、それ以上の衝撃が待ち受けていた。
ミディアムヘアをハーフアップにし、右サイドに三つ編みシニオンでまとめている???自分を生写したかのようで、髪色が対照的な銀のような群青の…女。
彼女は歩夢を小馬鹿にするように続ける。
「お前も一途だなぁ……歴史は繰り返す。そしてお前は裏切られる???あの侑に。」
「侑ちゃんが裏切る…?何言ってるの?そんなわけ??」
「現に見たでしょ?あの中須かすみという女に……お前は少なからず嫉妬している。」
「うっ……でも、それが侑ちゃんが裏切る理由には??」
「はぁ…全く、優しさもここまで来れば病気だよw」
群青色の彼女は歩夢にさらに近づいて、その距離を無くしていく。
「お前はそうやって指を咥えて見ているだけ……優しさを振りまくだけで、誰にも気づいてもらえない。」
「そ、そんなこと……」
「そうやってお前は全て失ってきたんだ……神に見捨てられ、笑われてw」
小悪魔っぽく笑う彼女はとても歩夢とは似ても似つかない。まさに対極。そん
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