R5話 顕現するEnemies【敵対者】&Colors【虹】
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どある槍 ランスラウザーで薙ぎを見せる。困惑するもゼロワンはなんとかスレスレで後退する。
しかし…….
「はっ!」
「うわっ!!」
連携の取れたラルクのボウガン ラルクラウザーがゼロワンに2発命中し、歩夢たちのいるベンチまで吹き飛ばされる。
「「侑ちゃん(先輩)!」」
「ぼ、僕たちが戦う理由なんてない……だから攻撃をやめて!」
「僕…?」
かすみは侑の一人称が変わっていることに気づく。いわゆるボクっ娘になっているわけだが、ここではその話は割愛しよう。
しかし……
「俺たちにもこだわる理由なんてない。ただ俺はこんな退屈な社会ぶっ壊して、暴れてぇだけだ!!」
「コイツの言う通り、退屈しのぎよこの程度。」
「そんな……」
ラルクとランス???その言動はとても普通の人間のものとは思えない。まるで何かを渇望する……倫理観を破壊してしまうような、抑えがたい衝動。
ゼロワンは拳を強く握る……
「間違ってる……そんなの間違ってる!!」
「あぁ?」
「今だけでも、君たちのせいでどれだけの人が傷ついたと思ってるんだ!!」
珍しく怒声をあげる侑に後ろに控えていた歩夢は驚く。しかしラルクはそんな怒りを一蹴するように言い放つ。
「そんなヤツら知らないわよ。力のないヤツらが何をしようと結局は死ぬんだから……一緒でしょ?」
「だったら???君たちをここで……倒す!!」
腹の底から出したような冷め切った声が響き渡る。侑が本気で怒っているのが、考えずともヒシヒシと伝わってくる。
ゼロワンの体から黄色い斜線のオーラが発せられる。
……次の瞬間。
「はぁっ!!」
「きゃっ!」
「!!?いつの間に…!」
先ほどとは比べ物にならないスピードで、ラルクの背後に回ったゼロワン。そのままハイキックを顔面に直撃させ、地面を体で抉らせる。
慌ててランスはゼロワンを槍で突こうとするが、アタッシュカリバーを盾にされて防がれ……そのままスライディングで足を取られる。宙に浮いたランスをゼロワンは膝蹴りでさらに空中へと押し上げる。
そのまま必殺を放とうとした……が。
「!?」
滞空していたランスを何者かが回収する???地面に着地した存在……同じくAをかたどった金色のライダー。同じく地面に着地したゼロワンと対峙する。
「誰だ…?」
金色のライダーはそのまま地面に臥しているランスとラルクに見下ろしながら声をかける。
「………全く、未熟者が変に戦いを挑むのは悪手だ。慎、亜紀。」
「で、でも淳一…!」
「撤退と言ったら撤退だ。」
撤退という言葉が聞こえたゼロワンは急いで金色のライダ
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