1章「新しい旅先」
3話「サトシとヒョウリの考え」
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)で一気に、ラグラージに正面から突っ込んでいた。それに対して、ヒョウリも指示を出す。
「ラグラージ、じしんだ」
「ラージ」
ラグラージは、両腕を思いっきり振り上げると、一気に地面に手を打つ。すると、フィールド内が一気に地震の如く激しく揺れた。
その激しい揺れにのせいで、(でんこうせっか)のスピードで向かって来ていたピカチュウのわざが途中で、キャンセルされた。
「ピ、ピカァ、ピカァー」
「ラグラージ、れいとうビーム!」
ラグラージは(じしん)を辞め、口を大きく開き、そこから青白い光を発生させる。そして、(じしん)で動きが止まったピカチュウへ目掛け、その光から(れいとうビーム)を放つ。
「ピカチュウ、10マンボルトだ!」
「ピカ。ピィカァ、チューーー!」
咄嗟に、サトシの指示でピカチュウは、(10マンボルト)を放ち、向かって来る(れいとうビーム)にぶつけ、空中で相殺し、爆発した。
(やっぱ、強いな。問題は、ラグラージは、みずとじめんタイプ。ピカチュウの電撃は殆ど通じない。なら)
サトシが、そう考えていると、ヒョウリが先に次の指示を出す。
「ラグラージ、上に目掛けてハイドロポンプだ」
「な?」
サトシは、突然のヒョウリによる妙な指示内容を聞いて驚いた。ラグラージは、その指示通り上空目掛けて(ハイドロポンプ)を放つ。上へ放たれた(ハイドロポンプ)は、空中で、分散し、その水が雨の如く、フィールド内へ降り注ぐ。
「何か分からないが、ピカチュウ!ラグラージに突っ込め!」
「ピカ!」
ピカチュウは、再度ラグラージに突っ込み一気に間を詰める。
「ピカチュウ、アイアンテールだ!」
「ピィカー」
ピカチュウの尻尾は、白く光リ出す。
「ラグラージ、かわらわりだ」
「ラージ」
すぐさま、(ハイドロポンプ)を中断し、ラグラージの右腕が光る。そして、ピカチュウは尻尾を大きく振るい、ラグラージは右腕を振るった。
ピカチュウの(アイアンテール)とラグラージの(かわらわり)は、ぶつかり合った。その衝撃波は、周囲へ風と振動を伝え、周りの木々やサトシとヒョウリの髪が揺れる。それから、その反動もピカチュウとラグラージに影響を与え、互いに後方へ吹き飛ぶが、上手く着地する。
「やるな。お前のピカチュウ」
「そっちこそ。ラグラージ、強いな」
「あぁ。ラグラージ、れいとうビームを相手のフィールドに撃て」
「ラージ」
ラグラージは、またピカチュウ目掛けて(れいとうビーム)を放つ。
「ピカチュウ、躱せ!」
ピカチュウは、難なく(れいとうビーム)を躱す。だが、問題はそこからだった。躱した(れいとうビーム)は、そのままピカチュウ側のフィールド周囲へと当たって行ったのだ。そこで、サトシとピカチュウは、気付いた。
「あっ!」
「ピカッ!」
「気付いた
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