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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第96話 実家に帰ろう!リアスの覚悟と新たな力!後編
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隙を見逃さなかった私はそのまま技を繰り出した。


「魔功砲!!」


 私の放った最速の技は見事に桜さんに直撃した、でも私は攻撃の手を緩めなかった。


「はぁァァァァァァァァッ!!」


 体力の消耗が激しいが構わずに連射し続けた。砂煙で覆われて視界が悪くなり限界の一歩前で攻撃を止めた時には何も見えなかった。


(お願い……倒れていて……!)


 私は強くそう願った。でも彼はあれだけの魔功砲を何発も喰らっても倒れなかった。流石に全く効いていないわけではなく結構な傷を負っていたが、普通に戦闘を続行できるほどの余力を見せていた。


「……まさかここまでダメージを受けるとは想定外でした」
「やっぱり手加減して戦っていたのね。貴方の実力はそんなものじゃないでしょう?」
「僕の目的は貴方を殺す事ではないからです。しかし先程の頭突きは正直面を喰らいました、どうやら貴方にならコレを使っても問題はなさそうですね」


 桜さんは変わった構えを取った。私は高速での正拳突きや氣での遠距離攻撃を警戒したが……


「奥義『流桜』」


 その言葉と同時に私の腹部に激しい衝撃が走り壁にまで吹っ飛ばされた。


「闘気のエネルギーを光の速さで放つだけの技です」


 ひ、光の速さ……!?反応なんてできるわけがないじゃない!?


「うっ……ぐうっ……!」


 ま、マズイわ……魔功砲の連射で体力を限界まで使ったからもう立ってるだけでも辛いのにこんな凄い一撃を喰らってしまったから動けないわ……


 私は立とうとするが膝が震えてまた倒れてしまう。


「……どうやらここまでのようですね、リアス。私の予想以上に貴方はやりましたが勝てなかった以上貴方の負けです」


 お母様の言葉を聞いて私は更に立とうと頑張るけどやはり立てなかった。情けなく膝を地面に付けてお母様を睨みつけるしかできない。


(このままじゃイッセーが死んじゃう……お母様も敵に利用されてしまう!……立たないと!)


 私は痛む体を無理やり起こそうとする。だがやはり立てない。


(嫌よ!私はイッセーや皆と一緒にもっと冒険がしたい!私を救ってくれた人を探したい!夢を見つけたい……!そのためなら……体がどうなってもいい……!)


 私はフラフラになりながらもなんとか立ち上がった。


「私は負けない!死んでも負けて堪るかぁぁぁぁぁっ!!」


 その時だった。私の体内で何かが外れる音がしたような気がしたんだけど、その瞬間体から凄まじい力が沸き上がったの。


 しかも自慢の紅い髪が金に染まってしまったし一体何が起こったの!?……いや、何が起きたかは分からないけど好都合
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