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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第96話 実家に帰ろう!リアスの覚悟と新たな力!後編
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兵士に手錠をされて連れてこられたのはグレモリー領にあるコロシアムだった。
「それで私は誰と戦えばいいのよ?」
「この人よ」
お母様の言葉と共に誰かが跳躍して私の前に降り立った。それは骨で作られたヘアバントと白色のマントを身に着けた男性だった。
手錠を外された私はその男の人と対峙する。
「……」
(つ、強い……!決して油断はできないわね……!)
私は相手がかなりの実力者だと本能的に察した。でも絶対に勝たないといけないわ、イッセーを助けるためにも!
「初めまして、僕の名は桜と言います」
「……ご丁寧にどうも。リアス・グレモリーよ」
「不本意ではあると思われますが僕と戦って頂きます。お互い全力で戦いましょう」
「ええ、よろしくね」
どうやら武術家のようね、構えがそれっぽいもの。でも隙は一切ないわ。私も全力で行かないと……!
「それでは試合を始めなさい」
お母様の合図と共に私は滅びの魔力を相手に放った。でも桜さんは一瞬で私の背後を取ると背中に重い一撃を放ってきた。
「がはっ……!?」
肺から空気が押し出され痛みが身体に走っていく。私は歯を食いしばって滅びの魔力を剣のようにして振るう。
「ビクトリールインソード!」
だが桜さんはギリギリの距離でそれを軽やかな動きでかわすと私のお腹に重い一撃を放ち体をふっとばした。
「ゴホッ……!ゴホッ!」
胃液が喉まで這い上がってきて口から吐いてしまった。
「落ち着いてください、雑念に囚われていて動きが雑ですよ」
「ア、アドバイスなんて余裕ね……!」
私は強がって見せるが実際に余裕なのだろう、桜さんは全く動じずに自然体で構えている。
(……落ち着きなさい、私。焦ったらそれこそ勝てないわ……)
私は深呼吸をして呼吸を落ち着かせる。そしてルビースネークの籠手を出して構えた。
「……ふッ!」
まずは私が動いてジャブを走らせる、桜さんはそれを両手でさばいて足払いをしてきた。私はそれを飛んで回避して空中から魔力の玉を高速で打ち出した。
滅びの魔力じゃないのはスピードが遅いからだ。この人に勝つには速度の方が重要だと私は思ったの。
それを後ろに後退してかわす桜さん、私は空中からかかと落としを放ちつつサマーソルトに移行した。でもそのコンボを桜さんは受け流した。
「隙だらけですよ」
そして再び腹部に重い一撃を入れられたが……
「っ!?」
「つ、捕まえたわ……!」
腕を引かれる前に掴んで動きを止めた。ど
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