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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第96話 実家に帰ろう!リアスの覚悟と新たな力!後編
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頭を下げた。お母さまはそれをじっと見ていたが……


「……ふふふ、なるほど。そこまでするようになったのね」
「えっ?」
「そうやって私達を困らせて要求を聞かせようとする、貴方が小さいころからのやり方だったわね。まさか立場まで使って私達に言う事を聞かせようとするとは……我が娘ながら大した悪魔ぶりだわ」
「お母様、私は……」
「黙りなさい!貴方みたいな我儘娘がそんな覚悟を持ってるはずが無いでしょう!私達を脅そうとしていると考えるのが普通です!違うというのなら今までの行いを振り返ってみなさい!」
「うっ……」


 まさか全く信じてもらえないとは思っていなかった。確かに今までの私は我儘しか言っていないしお母様が信じてくれないかもしれないとは思ったこともある。


 でもまさか一切信用してもらえないなんて……


「リアス、貴方がそんな手を使うというのなら私にも考えがあります」


 お母様の言葉の後に急にイッセーが苦しみだして倒れた。駆け寄ろうとしたアーシアや眷属たちを兵士たちが取り囲んで武器を突き付ける。


「イッセー!?お母様、一体何を……」
「料理に毒を持っておいたのよ。それもただの毒じゃないわ、『サマエルの血』よ」
「そ、そんな……!?」


 お兄様から聞いたことがあるわ。サマエルの血、それは『神の悪意』、『神の毒』と呼ばれる龍殺しの力を持った龍の天敵と呼ばれている代物だ。


「あり得ないわ!サマエルはコキュートスに封印されている!その血を手に入れる事なんて出来ない!」
「貴方たちが追っている男……その人から貰ったのよ」
「ま、まさか禍の団に……お母さま、貴方は……!!」


 お母様のまさかの発言に私は困惑を隠せなかった。


 今D×Dで暗躍している謎の存在、そいつはグルメ細胞をまき散らしているという迷惑極まりない行動をしており、現在は禍の団にいるのではないかと言われている。


 カトレアたちに尋問しているが何も情報は入ってないとだけ聞いていた。


 でもまさかお母様がその人物と接触していたなんて……


「お母様、貴方なんて事を……」
「これ以上話すことはないわ。貴方たち、リアスを連れて行きなさい」
「……お嬢様、申し訳ございません」


 兵士の一人に何か薬のような物を嗅がされて私の意識は急速に薄れていった……



―――――――――

――――――

―――


「出しなさい!私をここから出しなさいよ!」


 私はグレモリー家の地下にある牢屋に入れられていた。魔力を吸い上げる手錠で両手両足を防がれて全く身動きが取れないわ。


「どうしてこんな事になったの……?」


 私はなぜこんな事
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