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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第96話 実家に帰ろう!リアスの覚悟と新たな力!後編
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ださったのも理解しています」
「ならどうして貴方は私の言う事を聞かないのかしら?ライザー・フェニックスの件は私にも非があります。だから今度は貴方が好きそうな誠実で真面目な相手を選んでお見合い写真を送ったのに貴方は誰も選ばなかった。まさか未だに想い人を追いかけたいなんて言う夢を見た発言をするのではないでしょうね?」
「……」


 私は何も言い返せなかった。だって事実だからだ。


「……お母さま、私は今まで好き勝手に生きてきました。グレモリー家の力を使って好きなものを手に入れてきた。我儘ばっかり言ってきた。そんな私が貴族としての義務を果たさないのは筋が通ってないことも理解しています」
「なら……」
「だから!……私は今日、コレを貴方に渡しに来ました」


 私は懐から封筒を取り出した。それは……


「絶縁状……!?」


 お母様は驚いた顔でその封筒を見る。それはそうでしょうね、だってこれは私がグレモリー家を出ていくと言ったようなものだもの。


「何を考えているの、リアス!貴方ソレを出すという事はどういうことなのか分かっているの!?」
「はい、分かっています。グレモリー家を出るという事は私は上級悪魔ではなくなりますし、眷属も持てなくなります。今まで使えた特権はすべてなくなり下級悪魔以下の存在となるでしょう」


 私が貴族でなくなれば私を狙って動く悪魔や別の勢力は必ず現れるだろう。守ってくれる存在もいなくなるし格好の獲物だ。


 でも私がケジメをつけるにはこれしか考えられなかった。だって政略結婚はしたくないのだから。なら貴族としての立場を捨てるしか方法は無い。


 眷属の皆は驚いてはいない、何故なら事前に話はしていたからだ。


 私の眷属で無くなればこの子達も狙われるだろう、朱乃なんか何回も言い寄られていたし、小猫もトレードを要求される位には可愛らしい。


 祐斗やギャスパーも女性悪魔から人気があるので実は密かに狙われていたのだ。


 今まで何もされなかったのは私が次期グレモリー家の当主になると思われていたからだ。


 だから私はお兄様に眷属を任せても良いと皆に話した。お兄様なら皆を任せられると思ったからだ。


 でも皆は私の好きにしてほしいと言ってくれた、そのうえで私についていくと言ってくれたの。眷属としてじゃなくて家族として……


 だから私は決断できた。お母様やお父様には最後まで迷惑をかけてしまうがこれが私なりのケジメの付け方だ。


「お母様、このような結果になってしまい申し訳ありません。ですが私がいなくなってもミリキャスがいます。あの子なら私以上の当主になれると思っています……本当にごめんなさい」


 私はそう言って
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