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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第96話 実家に帰ろう!リアスの覚悟と新たな力!後編
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は眷属を持っていられるようにしておいた」
「えっ!?本当ですか!?」
「ああ、他の魔王たちやアザゼル、ミカエルにも協力してもらった。権力は使えなくなるし公式のレーティングゲームには出られなくなるけど……」
「全然かまいません!ありがとうございます、お兄様!」
お兄様の言葉に私は飛び上がって喜んだ。このままだと悪魔政府に眷属たちがはぐれ認定されて面倒な事になると思っていたから凄く助かるわ!
「でも僕の言葉を無視して君や眷属を手に入れようとする悪魔は出てくるだろう、悪魔は強欲だからね。もしそうなったら遠慮なくぶっ飛ばしてやると良い、相手がそれで権力を行使しようとしてきたら、僕が魔王として君の力になると約束するよ」
「ありがとうございます、お兄様!」
お兄様にも本当に迷惑ばかりかけてしまってるわね、この恩は行動で返していくわ。
「リアス姉さま、僕には難しいことはよくわかりませんが姉さまは当主にはならないのですか?」
「ミリキャス、あのね……」
「大丈夫です!僕は自分の意志で当主になりたいって思ってますから!だから姉さまは僕を犠牲にしたとか思わないでください!」
「ミリキャス、貴方……!?」
私はミリキャスに謝罪と説明をしようとした。私が当主の座を降りれば必然的にこの子が当主になるからだ。
私はそれに罪悪感を持っていた。私の我儘でこの子に望んでもいないのに当主にさせてしまうのだから。でもミリキャスは私の気持ちを察していたのか逆に励ましてくれた。
「僕はずっとお父様のように悪魔の未来に貢献できる仕事がしたいと思っていました。だから将来はそういったお仕事に就こうと思っていたんです。でも姉さまが党首の座を降りるのなら僕がグレモリー家を守っていきます!僕がしたいって思ったからそうしたんです!だから姉さまは自分の夢を見つけてください。そしていつかそれが見つかったら僕に見せてくださいね!」
「ミリキャス……うん……うん……!絶対に見つけるわ。そして貴方に一番に見せてあげるから!」
私は涙を流しながらミリキャスを抱きしめた。この子なら間違いなく立派な当主になれるわ。
その後私は久しぶりに家族と一緒に一日を過ごした。祝いとして宴会をしたのだけど、イッセーはお兄様の眷属たちと仲良くなっていたわ。特にセカンドとは意気投合していたわね。
ルフェイもマグレガーと魔術について話し合っていたり、祐斗は師である総司と久しぶりに語り合っていたり楽しんでいるようね。
ゼノヴィアとイリナは冥界の料理を堪能していたし、小猫もギャスパーと一緒に談笑しているわ。
アザゼルはお父様やお兄様とグルメ界から持ち込んだお酒を飲んでいたわ。本当に好きね……
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