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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第96話 実家に帰ろう!リアスの覚悟と新たな力!後編
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は普段より丁寧に食べているけど側にあった皿の量はすさまじい物だった。メイドたちが慌てて空になった皿を運んでいるわね。
「兵藤さんは娘の眷属になる気は無いのかしら?今ならいい待遇を用意するわ」
「すみません、俺は悪魔になる気は無くて……」
「あら、どうして?悪魔になれば様々な特典もありますのよ?例えば……女性とか」
「うえっ!?」
お母様はイッセーの側に行くと手を掴んで自身の指と妖艶に絡ませた。な、なにをやってるのよ!?
「悪魔は力さえあればなんでもかなえられるわ。貴方なら地位だって女だってなんだってほしいがままになる……望むなら私だって……」
「い、いやでも!俺には相手がいるし貴方は人妻じゃ……!」
「あら、悪魔は欲望に素直な生き物なのよ?それに最近主人は相手をしてくれないの。もし貴方が良かったら……ねっ」
「うっ……ううっ……」
イッセーに執拗にアピールするお母様に私は怒りを感じた。まさかと思ってはいたけどここまで直球に来るなんて……!
そもそも小猫達はどうしてるのかしら、と思い彼女達を見て見ると……うわぁ、凄く怒ってるわね。小猫は肉食獣みたいな目になってるし朱乃は笑顔だけど青筋を浮かべているわ。
でも予想以上にイリナも静かね。怒ってるみたいだけど我慢してるみたいだし……
眷属である小猫と朱乃と違って彼女は私の眷属じゃないからお母様に怒る権利はある。でもそれをしないって事はもしかしたら私を気遣ってくれているのかしら?
だって招待されたのに暴れたりしたら私の顔に泥を塗るからイリナは我慢してくれているのかもしれないわね。
イリナの優しさに感謝しつつ、そんな彼女達を無視してイッセーを誘惑するお母様に益々怒りが湧いた。
「お母様、いい加減にしてください!イッセーが困ってるじゃないですか!」
私はテーブルを叩きながらお母様に抗議した。
「あら、私は貴方の為を想ってこうしてるのよ。リアス」
「だからと言ってその気がないイッセーを巻き込もうとするのはおかしいじゃない!」
「貴方は本当に無知な子ね。赤龍帝を眷属に入れればそれだけで貴方の評価は大きく上がるのよ?」
「だからって……」
「貴方が今悪魔の貴族たちからどう思われているのか分かっていないのかしら?貴族の義務である政略結婚を放棄して自由に遊び惚ける我儘娘……それが貴方の現在の評価よ」
「それは……」
お母様の指摘に私は反論できなかった。悪魔は力やプライドに拘る、そして貴族の義務は純潔の血を残していく事。いくら力があってもその義務を果たそうとしない私にいい顔をする貴族はいないだろう。
「……分かっています。その火消しの為にお母様たちが動いてく
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