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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百一話 20××年 5月5日
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で、ヤヨイの廃棄執行日が延期されたこと。俺って最低だよな、自分の仲間が死んだのに、そのおかげで自分の娘の寿命がたった一ヶ月でも延びたことが嬉しくてたまらないんだよ」
「あのね、こっちはこっちで忙しいから、そういうのはあとにしてくれない?」
「なぁ、アカリ、お前今どこにいるんだ!お前、このままだと、ヤヨイに友助とられちまうぞ!」
電話が切れた。
「ったく、アカリのやつ切りやがった」
「逆探知すればわかるかもよ、アカリさんの居場所」
声のした方向を振り向くと、そこには水色の長髪と巨乳が特徴的な少女、ミナヅキがいた。
「ミナヅキ...いいのか休んでなくて」
「もう大丈夫、それよりごめんね、ナガツキの時、増援に行けなくて」
「別に、謝ることじゃないだろ、昨日の増援要請は緊急時のものだ、気にするな。それよりお前の相手にした『怪異』の数、いつもより多かったな」
「ええ、何か嫌な予感がするわね。ねぇ、杉本さん」
ミナヅキが正面から抱き着いてきた。
「ミナヅキ...お前!」
「迷惑ですか?でも杉本さんがとてもつらそうだったから」
「とりあえず、ここでは控えろ」
「私、杉本さんのためなら死ねます」
「よりによって今、そういう言葉は聞きたくない!」
俺はミナヅキの両肩をつかんで突き放す。
「ごめんなさい...でも私、杉本さんのこと好きです...」
「俺は上の命令が出れば、お前たちに容赦なく廃棄命令を出すような男だぞ!たとえそれが自分の娘でもな!これまでだって何人廃棄してきたか...」
「でも、杉本さんは私たち実験体に名前をくれました、わたし、ここに来る前から自分の名前がなかったのでとても嬉しかったです」
「名前っていっても、お前たちの断罪刀の名前をそのままコードネームにしただけだよ」「それに、『怪異』との戦闘で死んでしまった実験体や廃棄した実験体のためにちゃんと悲しんでくれてます」
「そっか、お前に聞かれてたんだよな、アカリとの電話」
「私が裏切りもののナガツキちゃんを殺したら、杉本さんは喜んでくれますか?」
「ノーコメントだ、でも『怪異』の殲滅とナガツキの殺害と断罪刀『長月』の回収がお前たちの今の任務だ」
「いじわるな、言い方ですね」
「まいったな」
「私知ってます、どうせどんなに頑張ってもヤヨイちゃんに勝てないことぐらい!でも私がナガツキちゃんも殺して、他の実験体達よりも『怪異』をたくさん倒して、いつか必ず杉本さんの一番になってみせます!」
「ミナヅキ...なら絶対に死ぬな、いいな?」
俺の言葉にミナヅキが顔に満面の笑みを浮かべて返事をする。
「はい!」
ミナヅキが俺に背を向けて走っていく。
おそらく、ナガツキを探しに行くのだろう。
俺はそれが最後の別れになってしまいそうで、思わず、走り去るミナヅキの背中に向
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