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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第九十九話 20××年 5月4日
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とヤバイ女だぞ...」
「うっす...柿原さんがそういうなら、きっとそうなんでしょうね...」
「おい、鈴木それどういう意味だ!」
柿原がスズキの右耳を引っ張っている。
「痛てて...!高村さ〜ん、また明日、職場で!」
「お、おう...なんか悪かったな!」
「友助...ごめん...ちょっと言い過ぎたかも...」
「どっから質問していいのかわかんないけどさ、ありがとな、俺のこと助けてくれたんだろ?」
「う、うん」
ナガツキちゃんが俺の右手から離れる。
「な、なんか気まずいな、あは、あははは」
「着いた、アイスクリーム屋」
「お、おう」
俺はナガツキちゃんに四川風・麻婆茄子味のアイスクリームを買ってあげて、店を出た。
「それ、おいしいの?」
「うん、友助も食べる?」
「嫌です」
「言い方!」
「すんません」
ナガツキちゃんがまた俺の右腕に抱き着いてくる。
「た、食べながらそういうことするのは行儀が悪いぞ」
「いいじゃないべつに。たぶん、私、こういうの今日で最後だと思うわ」
「ふぇ?」
「私ね、家族と喧嘩して家出してるの」
「い、家出?」
アカリさんの家出を思い出して急にお腹が痛くなってくる。
「ねぇ友助、今日だけでいいからさ、友助に家に泊めてよ」
「ふぇ?そ、そりゃあ、い、いいけどさ、一応、義理の娘がいるしなぁ...」
「今日止めてくれたらちゃんと家に帰るわ、家族とも仲直りする!いいでしょ?」
「わ、わかった!そのかわり!今日だけ!今日だけだからな!あと友助じゃなくて、友助さんな!たぶんわかってると思うけど俺、君より年上だからな!あと、俺の腕から離れろ!ヤヨイちゃんに誤解されたくない!」
「はいはい」
ナガツキちゃんが俺の右腕から離れる。
そして俺はナガツキちゃんと一緒に帰宅した。
俺は玄関のドアをガキで開けて、ナガツキちゃんと共に自宅に入る。
「ただいま、ヤヨイちゃん」
「おじゃましま〜すっ!」
洗い終えたばかりの皿をハンドタオルで拭いていたヤヨイちゃんの視線がナガツキちゃんの姿を捕らえたその瞬間。
ヤヨイちゃんの手から皿が落ちた。
床に割れた皿の破片が散乱する。
ヤヨイちゃんの顔が恐怖で青ざめている。
「友助さん、その人から早く離れてください...」
ナガツキちゃんがヤヨイちゃんに抱き着く。
「やっぱりここにいた。会いたかったよヤヨイちゃん」
「え、もしかして二人とも知り合いなの?」

次回予告 第百話 20××年 5月4日 その2



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