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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第九十八話 20××年 5月3日 その2
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女子高生からアイスクリームの値段を聞いて、財布の中身を確認する。
「あの〜昨日お金降ろすの忘れて、財布の中身がすっからかんなんですが...」
「嘘ついても無駄よ!財布の中身見せなさい!」
薄紫色の長髪が特徴的な少女が俺の手から財布を乱暴に取り上げて中身を確認する。
そのついでに薄紫色の長髪が特徴的な少女は俺の財布から運転免許証を抜いて、目を通す。「高村...友助...!」
薄紫色の長髪が特徴的な少女の顔が俺を一瞬睨みつけるも、すぐににんまりと笑顔になる。「なるほど...これはこれで案外面白そうなことになりそうね」
「ふぇ?」
「いいわ、この時間じゃ、どの銀行も閉まっちゃっただろうし。そのかわり、明日またここで会いましょう?アイスクリームの弁償はその時にお願いするわ」
「いや、でもコンビニでお金おろせば...」
「だって手数料かかっちゃうでしょ?私がしてほしいのはアイスクリームの弁償だけよ」
「はぁ...でも俺、明日、バイトでなにかあって残業になったら、明日のこの時間にここに来れるかわからないよ」
「なら、連絡先を交換しましょう?」
「ふぇ?」
薄紫色の長髪が特徴的な少女がメモ用紙にボールペンで何か書き終えると、俺に一方的に突き出してくる。
「ほら、これ私の名前と連絡先よ。あなたの連絡先は?」
「携帯持ってないの?」
「持ってるわよ、でも、使うと位置情報が逆探知されちゃうのよ」
「逆探知?」
「ああ〜もう!そんなのどうでもいいからとっと書きなさいよ、はいメモ用紙!」
俺はとりあえず、薄紫色の長髪が特徴的な少女からもらったメモ用紙に連絡先を書こうとするも、手元にボールペンがない。
「あの、ボールペンが...」
「はい!」
「あんがと。え〜とっ、ほい!これ、ボールペンとメモ用紙。でも本当にいいのか?もし俺が君に連絡したり、君が俺に連絡したら、君が困るんじゃないか?なんかさっき言ってだろ、逆探知がどうとか」
「大丈夫、私こう見えて最強なんだから!じゃあね!いい歳こいたフリーターさん!」
「うるせぇ!」
薄紫色の長髪が特徴的な少女はボールペンと俺の連絡先を受け取ると足早に俺のもとを去っていった。
俺の手にあるメモ用紙には薄紫色の長髪が特徴的な少女の電話番号と名前が記されていた。
「桜乃ナガツキ...めずらしい名前だな」

次回予告 第九十九話 20××年 5月4日 
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