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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第九十八話 20××年 5月3日 その2
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わけ?」
「ナガツキ...確かにアンタの言ってることは一つも間違ってないわ」
「そんなこと言ってもいいの?盗聴器に録音されてるかもよ?」
「いいわよ別に、だってあんたはここで私が始末するんだから!」
私は病室のベッドから上半身を起こそうとするも、ケガのせいで体が全く動かない。
「あらあら、言ってることとやってることが矛盾してるわね」
そっかナガツキはこうなるのも予測して私のいる病室に来たのか...。
「私を殺したければ、とっとと殺しなさい。でもその前に一つ、お願いがあるわ」
「なに?」
「アンタは...アンタを始末しにきた仲間に殺されそうになったら...その仲間を本当に殺せるの?」
「その質問、もはや答えるまでもないわね」
そう言ってナガツキは病室から出ていった。
結局、ナガツキは私のことを殺さなかった。
だから私はナガツキのGPS反応が消えるまで、ナガツキのことを杉本に報告しなかった。
それにしても、あの冷静沈着・傲岸不遜をまるで絵にかいたようなナガツキが私のお見舞いに来たのにはいったいどんな目的があったんだろうか。
もしかすると、あれがナガツキなりのお別れのあいさつだったのかもしれない。
シモツキがナガツキの返り討ちにあって死亡したのを知ったのはその翌日の朝だった。
*
20××年 5月3日
「たは〜フルタイムってこんなに疲れるのか〜」
バイト先のスーパーからヤヨイちゃんの待つ自宅までの帰り道の途中、俺はフルタイム出勤の恐ろしさをその身に味わっていた。
「でも、ヤヨイちゃんの手作り弁当おいしかったな〜」
でも、家に帰れば、まだ俺には家事が待っている。
料理はヤヨイちゃんがしてくるとして、これで明日も出勤だと思うと先が思いやられる。
そしてその現状が、俺にアカリさんがいなくなってしまったことを想起させ、俺自身を追い詰める。
「?あああああああああ〜ッ!」
俺は思わず空に向かって叫び声を上げる。
「痛ッ!あああッ!私のアイスクリームがぁッ!」
視線を前に戻すと、学校の制服に身を包んだ薄紫色の長髪が特徴的な少女が地面に落ちたアイスクリームを見て落ち込んでいる。
もしかして、俺が空に向かって叫んでいる途中で、この少女とぶつかってしまったのだろうか。
「あの、もしかして、そのアイスクリーム落ちちゃったの、俺のせい?」
「そうよ!道歩くときはちゃんと前見て歩きなさいよ!」
「ごめん、俺、弁償するよ、おいくら?」
「だめよ!今すぐ私に土下座しなさい!弁償するのはそれからよ!」
「ふぇ?」
バイト先でも担当者に土下座、そして公道でも女子高生に土下座、もう俺の人生いったいどうなってんだよ。
俺はとりあえず、薄紫色の長髪が特徴的な少女に土下座した。
そして土下座し終えた俺は
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