第四話
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…」
「それは何に対してのうわぁなんだ。というか、あのゴーレム学院を叩いてるぞ」
「まさか、土くれのフーケかしら」
「知っているのか雷電!」
「スネーク。今度は俺が守る」
「そっちの雷電かよ!しかも4とは良いチョイスですね」
「―――ああもう、何悠長に会話してるのよ貴方達!」
ノリ良く会話していると、いつの間にかキュルケが来ていて叩かれた。
うー、少しぐらい羽目を外してもいいじゃない。
「ご、ごめんキュルケ。うちのご主人様があまりにもルーズ過ぎるから」
「それに便乗していたダーリンも同罪よ」
「………そんなことより、ゴーレムは?」
あ、タバサいたんだ。
喋らないしちっちゃいから陰薄いんだもん。
「さっきからボコボコ叩いているけど、一向に壊れる気配なさそうだから、無視していいんじゃない?」
「いやダメでしょ!?せめて少しでも壊れる可能性を減らす為に戦うのがセオリーでしょ!」
「だって、あんなデカブツにパンチ当てたところで、ねぇ」
「アンタには魔法があるでしょうがああああああ!なんで殴る蹴るが前提になってるのよ!」
あ、そうだった。
汎用性の低い魔法だから、最早格闘の延長線としてしか扱うしかないんだもん。
所謂状況がそうさせた、という奴だ。
いいなー、寝ながらドアの鍵開けたり部屋を明るくできたりするの。
「アンタと話していると話が進まないわ。フレイム・ボール!」
キュルケの魔法に続き、タバサのウィンディ・アイシクルがゴーレムへと殺到する。
生物に対しては有効的だが、もとはただの土でしかないゴーレムには痛くもかゆくもないらしい。
少しずつ壊れてはいるが、それと遅れる形で修復もされている。
「ルイズ、お前の魔法は何もない空間から出せるんだろ?だったらあのゴーレムに対しても内部破壊で決定打を与えられるんじゃないか?」
そう提案してくるサイト。
それはいいとして、人のことは言えないけどなんで戦ってないの?
「別にしてもいいんだけど―――なんていうか、撃っちゃいけないというか、絶対撃ったら面倒が増えそうな未来が見えていると言うか」
「いや、あ―――うん。でも多分やらないと色々マズイと思うぞ」
「仕方ないなぁ。んじゃあ、ロック」
気怠げに詠唱する。
すると、宝物庫部分に爆発が発生。だから言ったのに。
「酷い予定調和を見た」
魔法の精度は最早完璧といえるレベルまで昇華している筈なのに、こんな時に限ってミスをする。
始祖ブリミル、ちょっとこっち来なさい。取り敢えず間接外すだけで勘弁してあげるから。
案の定、その爆発箇所をゴーレムが叩きだし、今までびくともしていなかった壁が難なく壊れた。
そして何事もな
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