暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第九十四話 超地球救済戦記!断罪王BLADE〈ブレイド〉?   20××年 5月2日
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ラしゃべりやがって!」
「でもよく考えてみてくださいよ、血の繋がっていない十歳近く歳が離れた女子高生と一つ屋根の下で暮らせるんですよ。これってむしろチャンスじゃないですか!」
「バカ言うんじゃないよ、だってあの子いつも、なにかと俺を避けて...」
俺の脳裏に今朝のいつもと違うヤヨイちゃんの様子が思い出される。
『私が...私が友助さんを守りますから...!』
『いつもより早起きして朝食を作りました、よかったら食べてください。いつもより早起きして朝食をつくりました、よかったら食べてください。 ヤヨイ』
まさか...よりによってそんなこと...。
「高村さん、急に黙ってどうしちゃったんですか?」
「え、ああ。悪い、ちょっと考え事」
「今日は休んだほうがいいんじゃないですか?」
「いや、大丈夫だよ。急に休むと、あとでまた、柿原がうるさいからさ」
「つらいときは無理しない方がいいですよ」
「お、おう。ありがとな、鈴木君」
スーパーの制服に着替え終えた鈴木君はそのまま更衣室を出た。
鈴木君、ああ見えて、意外といいところあるんだよな。
スーパーの制服に着替え終えた俺は更衣室を出る。
廊下には制服姿の人妻・柿原がニヤニヤしながら両手を腰に手を当てて立っていた。
「おっす高村!鈴木から聞いたわよ!あんたさ、嫁に逃げられたんだってな!」
鈴木君はやっぱり鈴木君だった。
柿原はなにがそんなに面白いのかずっとゲラゲラ笑っている。
心が折れそうになったとき、ふいに今朝のヤヨイちゃんの熱い視線と言葉を思い出した。
『大丈夫です...』
『私が...私が友助さんを守りますから...!』
さっきまで折れそうだった心が急に温かくなる。
その時、俺は初めてヤヨイちゃんに守ってもらったような気がした。
俺は自分がおかしくなっている事を知りつつも、とりあえず今だけは前を向くことにした。

次回予告 第九十五話 20××年 5月2日 その2

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ