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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第九十四話 超地球救済戦記!断罪王BLADE〈ブレイド〉? 20××年 5月2日
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イちゃん今日、学校か...でも、なんでゴールデンウィークなのに学校があるんだ?」
口ではそう言いつつも、ヤヨイちゃんのあっかんべ〜のことで俺の頭はいっぱいになっていた。
先程の発言といい、あっかんべ〜といい、初めて見るヤヨイちゃんの姿に俺は困惑していた。
それに加えアカリさんの家出。
大黒柱を失った俺はこれからどうすればいいのだろうか。
とりあえず時計を見た。
もうすぐバイトの時間だ。
「メシでも食うか」
冷蔵庫には朝食と思しき料理が乗せられた皿が一枚、ラップをされた状態で置かれていた。
よく見るとラップにはなにか文字が書かれたメモ用紙がセロハンテープで張られていた。
メモ用紙にはこう書かれていた。
『いつもより早起きして朝食を作りました、よかったら食べてください。いつもより早起きして朝食をつくりました、よかったら食べてください。 ヤヨイ』
なぜ、二回書いたのだろうか?
これでは、逆に食べないとこちらが悪者になってしまいそうだ。
そう、アカリさんがこの家にいたころは、料理はすべてアカリさんが作っていたのだ。
ということはつまり、このラップに包まれた朝食はおそらくヤヨイちゃんの初料理の可能性が高い。
そして俺はヤヨイちゃん初料理のモルモットに選ばれたということだ。
光栄なような...そうでないような...。
一瞬、頭にお花畑が浮かんだが、俺はとりあえず、冷蔵庫から出した皿に乗った状態のウインナーと卵焼きとブロッコリーを電子レンジで温めた。
朝食を温めている間に俺は顔を洗って着替えを済ませる。
そして、ヤヨイちゃんの作った朝食を食べる。
美味しかった。
モルモットにされてよかった。
俺は戸締りを済ませて、自転車にまたがってバイト先のスーパーに向かう。
裏口から入店してタイムカードをスキャン。
更衣室に入ると、ヤヨイちゃんと同い年の青年が私服から制服に着替えていた。
「鈴木君、おはよう」
「あ、高村さん、おはようございます」
女の子みたいな顔をした鈴木君は俺と同じ青果部門で働くバイト仲間である。
まあ、先程も述べた通り、色々訳ありらしいが、それはみんな同じことだ。
「鈴木君さ、俺さ、今日朝起きたらさ、嫁がさ...いや...やっぱなんでもない!」
「高村さん、奥さんに家出されたんですか?」
「どうしてわかるの?」
「そりゃあ旦那がいい歳こいたフリーターなら俺が高村さんの奥さんの立場でも愛想つかして絶対家出しますよ」
「泣いていいですか?」
「もう目の周り真っ赤じゃないですか、涙出るんですか?」
「今日はもう出ないと思う」
「でも、確か、高村さんの奥さん、連れ子がいましたよね、女子高生」
「よく知ってるねぇ」
「ええ、柿原さんが言ってました」
「あの人妻め〜!人の個人情報を俺に無断でペラペ
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